瀧川 正実 2015/6/24 10:00

ショッピングモール「Qoo10」を運営するジオシス合同会社は日本語や英語など4か国に対応した独自ドメインサイトの開設と、「Qoo10」に同時出店できるサービスの提供を始める。サービス名は「Q-Store」で、6月24日にリリースした。対応言語は上記2つの言語に加え、中国語と韓国語。グローバル展開を見据える通販・EC企業の需要を開拓する。

「Q-Store」は年間10万円(初年度)という低コストで自社サイトと「Qoo10」店を開設できるのが特徴。ウェブサイトやスマートフォンなどのモバイル向けウェブサイト、アプリを簡単に構築できるという。

テンプレートを用意しているウェブサイトの構築プランは「Standard」で、初年度10万円(年間)が必要。2年目からは5万円となる。アプリ構築ができるのは「Advanced]で、初年度(年間)100万円、2年目からは10万円で提供する。

ジオシス合同会社が提供を始める「Q-Store」

「Q-Store」のテンプレートのサンプル

「Q-Store」は管理画面からの各種設定を日本語に加え、英語、中国語、韓国語に対応。たとえば、現地スタッフが海外現地で運用する、外国人スタッフが運用担当者といったケースなどの業務を効率化できるようにする。

商品価格や商品内容などは、事業を展開したい言語にショップが修正・管理する必要がある。

「Qoo10」同時出店では、人気の高いシンガポールなどアジアの「Qoo10」ユーザーに対し、プロモーションすることが可能。自社サイトとモール店の同時運用で、相乗効果が期待できるとしている。

「Qoo10」はアジア地域で会員を2000万人以上抱えている。

  • シンガポールサイト
    会員数は175万人(2015年1月現在)
  • マレーシアサイト
    会員数は180万人(2015年1月現在)
  • インドネシア
    会員数は115万人(2015年1月現在)
  • 中国サイト(レディースファッションを中心としたECモールのM18.com含む)
    会員数は1850万人(2015年1月現在)
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