クレジットカード決済代行のウェブペイは5月28日、決済サービス「WebPay(ウェブペイ)」の決済手数料が2.69%という業界最安値水準となる新プランを、6月1日から提供すると発表した。ウェブペイは数行のコードを入れると決済機能が導入できるなど、開発者からの評価が高いサービス。業界最安値水準の手数料で提供し、利用者を広げていく。
従来、ウェブペイの利用料金は初期費用と月額費用はともに無料で、1取引あたりの決済手数料が3.25%(VISAおよびMasterCard)で提供してきた。新プランは初期費用無料で、月額費用9800円が必要になる一方、決済手数料は2.69%(VISAおよびMasterCard)とし、2つのプランから選択できるようにする。
JCB / American Express / Diners Clubの手数料は、どちらのプランも従来通りの「3.40% + 10円」で提供する。
ウェブペイの久保渓社長は決済手数料を下げた理由について「大規模なECサイトでも利用されるようになってきたため、流通額が高まり手数料を下げることが可能になってきた」と説明。加えて、「これまでの決済サービスは、提供するEC事業者の規模に応じて決済手数料を提案しており、表向きの手数料は安くしないことが多かった。当社ではサービスの透明性を重視しており、どの会社でも同じ手数料で利用できるようにしている。そのため、安価な手数料表示になった」(久保社長)としている。