中川 昌俊 2014/5/29 13:36

楽天は5月29日、東京・渋谷に楽天市場で人気のスイーツが食べられる常設のリアル店舗「楽天カフェ」を開設した。店内に設置した電子書籍端末「kobo」を使って最新の雑誌を読めるほか、楽天カード、楽天証券など、楽天グループのサービスも紹介。楽天グループのサービスをリアルに体験できるようにした。

「楽天カフェ」はマルイシティ渋谷店の近くの人通りの多いビルの1~3階に設置。外観およびデザインは佐藤可士和氏が監修し、外観は「R」マークを大胆に表示した視認性の高いものとなっている。

楽天カフェの外観

楽天カフェの外観

提供するメニューは、楽天市場で人気の商品。コーヒーは楽天ショップオブザイヤーを11年連続で受賞する「加藤珈琲店」の商品を使用。スイーツは「マダムシンコ」や「横浜チョコレートビーンズ」など楽天市場で人気のショップ9店の商品を集めた。テーブルの上で、販売しているスイーツの詳細説明を行うメニューも設置し、掲載しているQRコードで商品を購入することもできる。

楽天カフェで販売するスイーツ

楽天カフェで販売するスイーツ

今後、販売する商品数は増やさない方針だが、季節ごとに商品を変更していく考え。「楽天市場内にはこの他にもたくさんのおいしいスイーツがあるので、季節ごとに商品を変更。いろんな商品を味わってもらい、何度来ても楽しめるようにしたい」(広報)としている。

店内では無料Wi-Fiを提供するほか、全席にコンセントを設置。また、主要モバイルのデバイスに対応した充電器も貸し出すという。Androidタブレット「Kobo Arc 7HD」を設置した席もあり、電子雑誌の閲覧を可能にした。

店内にはコンシェルジェが在駐し、楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天生命など楽天グループの各種サービスの紹介も行う。

担当編集者のコメント: 

楽天はポイントサービスなどリアルとの接点を強化している。楽天によると、サービスが浸透している現在でも、リアルイベントを実施すると初めて楽天を利用したという人が多く集まるという。ネット上での販促はある程度やりつくした楽天にとって、新たな顧客を獲得する最も効率の良い場所はリアルなのかもしれない。今後もリアルサービスを強化していく可能性が高い。

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