Yahoo!ショッピングとの連携を再開、GMOメイクショップ

従来とは異なり、GMOメイクショップが運営するショップ内で販売する仕組みを採用

中川 昌俊

2015年10月16日 11:30

GMOメイクショップは10月15日、「MakeShop」を利用してECサイトを運営しているEC事業者向けに、「MakeShop」の管理画面からワンクリックするだけで、掲載商品を「Yahoo!ショッピング」で販売できるサービスを開始した。

GMOメイクショップが「Yahoo!ショッピング」内で運営しているECサイトに商品を掲載し、販売する仕組み。GMOメイクショップは2010年から「Yahoo!ショッピング」と連携したサービスを提供していたが、昨年末に終了。今回のサービスで連携を再開する。

初期費用・月額利用料などは無料。「Yahoo!ショッピング」内での販促や受注管理はGMOメイクショップが行うため、利用企業は手間なく「Yahoo!ショッピング」で商品を販売できる。GMOメイクショップは「Yahoo!ショッピング」内で商品を販売することで、「MakeShop」の流通額を高める。

「Yahoo!ショッピング連携サービス」はGMOメイクショップが提供している提携サイトへの商品自動出品サービス「アイテムポスト」の提携先の1つとして開始する。通常は提携サイトから直接店舗へリンクする仕組みだが、「Yahoo!ショッピング連携サービス」は異なる。GMOメイクショップは「Yahoo!ショッピング」内に「アイテムポスト」という店舗を開設、ここに商品が掲載される仕組みを採用した。なお、ショップ名の「アイテムポスト」は10月19日に「Shopooo(ショプー)」という店名に変更する予定としている。

「Yahoo!ショッピング」上で商品が注文されると、GMOメイクショップが受注処理を行い、「MakeShop」で構築しているECサイト内の注文に変換される。そのため、EC事業者は特に追加の手間がかからない。

売り上げ手数料は販売額の10%。この手数料収入を原資に、GMOメイクショップは「Yahoo!ショッピング」内で広告などを展開し、売り上げ拡大につなげていく考え。

「Yahoo!ショッピング」は2013年10月の「eコマース革命」以前、外部との連携に力を入れており、2010年から「MakeShop」で構築されたECサイトの商品が「Yahoo!ショッピング」の検索結果に表示される連携を行っていた。

「eコマース革命」によりこうした外部との連携を白紙に戻すようになり、2014年末に連携を終了していた。今回のサービスは形を変えての再開ということになる。

サービスイメージ
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