Amazon、FBA利用事業者向けに適正在庫を教えるサービスを開始
EC事業者は無駄な費用をかけることなく、在庫切れによる売り逃しを防ぐことが可能になる
Amazonは4月15日、EC事業者向けの物流代行サービスフル「フィルメントbyAmazon」(FBA)で、在庫を適正に管理する新機能「在庫健全化ツール」の提供を開始、出品管理ツール「セラーセントラル」上に公開した。
適正在庫を自動的に明示できるようにし、FBAを利用するEC事業者は無駄な費用をかけることなく、在庫切れによる売り逃しを防ぐことが可能になる。
FBAは、倉庫に入れている在庫が占める面積と日数によって費用が決まる仕組みとなっている。そのため、EC事業者は最小限の在庫を預けることで物流費用を抑えることができる。「在庫健全化ツール」は自動的に適正在庫を表示する。
「セラーセントラル」に新たに設けた「在庫ダッシュボード」「余剰在庫の管理」「在庫の保管日数」という3つの管理画面を用意。機能は次の通り。
- 「余剰在庫の管理」……過去の在庫回転率等から余剰な在庫を特定し、販売促進が期待できる改善策を提案
- 「在庫の保管日数」……倉庫に保管している在庫期間と、在庫一掃実施日に発生する長期在庫保管手数料の見積りを表示し、在庫管理コストの最適化に活用できる
「在庫健全化ツール」の公開に合わせ、Amazonが出品者向けに提供している無料eラーニングサービス「Amazon出品大学」で、FBA在庫に関する3つの講座を開講した。
「販売機会の損失を防ごう」ならびに「無駄な在庫コストを削減しよう」という新講座では、「在庫健全化ツール」の活用手順を解説。「在庫管理で利益アップにつなげるには」という新講座では、出品者が改善すべきFBA在庫を判断するためのツール「在庫チェック診断」を公開している。
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