あなたのAmazon店の運営業務を効率化する欧州発のデータ分析ツール「FACTOR-A SUITE」とは
レギュラス・ソリューションズが国内独占提供するAmazon販売事業者向けデータ分析ツール「FACTOR-A SUITE(ファクターエースイート)」は、Amazon内の店舗運営において業務の効率化が図れる管理ツールだ。販売データなど各数値を含めたデータ管理、商品詳細などのコンテンツ管理、各キャンペーンやスポンサー広告といった運用での業務効率化を実現する。Amazonでのストア運営に発生する無駄な作業時間を削減し、より重要なアクションを取るための時間を生み出すことが可能となる「FACTOR-A SUITE」を、レギュラス・ソリューションズの柴田博社長が紹介する。
EUを拠点とするAmazonエージェンシーが開発
「FACTOR-A SUITE」はEUを拠点とするAmazonエージェンシーであるFACTOR-A社が開発・提供。Amazonストアのコンサルティングを行うためのデータ分析起点となるツールとして開発された。
「FACTOR-A SUITE」はベンダー・セラーを対象に、リテールマネジメント、スポンサード広告、コンテンツ管理に必須となる各種データを統合管理。すでにグローバル企業による導入が進んでいる。
レギュラス・ソリューションズはFACTOR-A社と業務提携。「FACTOR-A SUITE」の導入支援、コンサルティングサービスを提供するため、2020年8月に設立されたベンチャー企業だ。
セルアウト・セルインが同時に確認できるダッシュボード
ダッシュボード画面上部に4つのボックスがある。左からセルアウト(実売数)の月次売上データ(毎月1日から現在までの月次の累計売上高が出てくる)、セルアウトの年次売上高(1月1日から累計の売上高を表示している)、セルイン(Amazonへの販売価格=卸売価格)の月次売上データ、セルインの年次売上高を表示している。
セルインという観点はベンダー向けになり、セラーにはあまりその概念はないと思う。ただ、セルアウトだけでなくセルインの数字もダッシュボードに出てくるのは1つの特徴だ。(柴田氏)
ASIN単位でのトラッキングが可能
「FACTOR-A SUITE」は売上金額の管理、在庫や返品数、GlanceView(GV、商品詳細ページが表示された回数)の実数、コンバージョンレート(CVR)など、販売管理に必須となるデータを網羅。必要なときにいつでもASIN(Amazon Standard Identification Number)単位でトラッキングすることができるAmazon専用ツールだ。
なかなか知りたくても知りにくいデータが、「FACTOR-A SUITE」上ではわかるようになっている。早期の課題発見と、効率的なレポーティング業務を実現できる。(柴田氏)
アラート管理でタイムリーにアクション
売り上げを監理していけば、売り上げの変動が見えてくる。ストアを運営するにあたって、数字の動きを捉えるだけでなく、それが何によってもたらされた変動なのかもいち早くアラートで把握できる。(柴田氏)
販売ペースの低下、在庫切れ、カートロス、返品率の上昇など、すぐにでも対処すべき課題についてASIN単位で特定。アラートによるタイムリーなアクションを可能にする。
Amazonにおいてとても重要になる「カートの喪失しているASINが何のASINなのか」「在庫が切れているASINがいくつあるのか」を自動でピックアップするので、かなり早いPDCAが実現できるようになる。(柴田氏)
スポンサード広告管理や運用も自動化
スポンサード広告管理も「FACTOR-A SUITE」で実現できる。重要KPIのトラッキングはもちろん、各キャンペーンを目的別にタグでカテゴライズ・管理することが可能。各キャンペーンにおける時系列データも提供する。スポンサード広告の配信・停止、CPCの増減などを自動化する広告運用自動化もできる。
実際のスポンサード広告管理の画面よりもはるかに見やすいUIで設計し、パフォーマンスを日々チェックすることが可能になる機能も含まれている。スポンサード広告の管理および運用を劇的に改善することができる。(柴田氏)
売り上げに直結する商品詳細ページ(DP)
Amazonを語る上でとても重要な要素になるのが商品詳細ページ。DP(ディティールページ)と呼んでいるが、このDPで何が起こっているのかをモニタリングしていくことはAmazonでのパフォーマンスを伸ばす上で極めて重要な要素になる。(柴田氏)
「FACTOR-A SUITE」は、DPに掲載されている各項目のステータスを一元管理・可視化。各商品ページのクオリティの偏りをなくし、DPの更新状況をキャッチアップすることを可能にしている。
レビュー内容を自動的にブラウザで表示
商品の全レビューに対して、新規、確認済み、回答済み、削除済みなどのステータスを一元管理することが可能。低評価の放置を防ぐなど、レビューに対するタイムリーなアクションを可能にする。
レビューもAmazonでの売り上げに非常に大きなインパクトを与える1つの要素。レビュー管理は、投稿されるレビューの内容を自動的にブラウザで表示して管理できる。特にレビューの運用を重視している企業においては非常に役立つと思う。(柴田氏)
「FACTOR-A SUITE」の契約内容や料金はどうなっている?
「FACTOR-A SUITE」は月額料金で提供しており、初月の利用料は無料となる。
ツールの運用リソースが十分ではないクライアント向けに、レギュラス・ソリューションズによるサポート・コンサルティングも別途契約が可能。現在、機能や使い勝手を確認するため、デモ画面の提供を行っている。
契約形態としては基本的に1年間の契約を検討いただきたい。まず使ってみなければわからないという企業が大半だと思うので、初期費用は設けず、初月の利用料は無料で提供する。ツールの価値を見極めていただきたい。無料期間中に価値がないと判断されれば、契約を中断することもできる。1年契約の場合でも、初月の解約であれば残月に対する請求は行わず、契約解除料のみ発生する。立ち上げた後の運用に関しては、レギュラス・ソリューションズがコンサルティングで入っていくことも検討している。(柴田氏)
導入プロセスは、レギュラス・ソリューションズとキックオフミーティングを実施し、「FACTOR-A SUITE」の説明、導入候補先の課題をヒアリング。それを受け、料金および業務内容を提案する。契約となればアカウントをセットアップしてデータをチェックするところから運用が始まる。
「FACTOR-A SUITE」は日本国内において、レギュラス・ソリューションズのみが契約・提供することができる。ドイツのFACTOR-A本社のサポートも、レギュラス・ソリューションズを通じて提供することが可能となっている。