CVR2割増の事例も、人工知能がWeb接客するECサイト向けツールをNTTドコモが開発
導入したECサイトでは、購入率が20%、顧客単価が50%向上するといった一定の効果を得ている
NTTドコモは6月8日、人工知能を活用したWeb接客ツール「ecコンシェル」の提供をEC企業向けに始めた。顧客1人ひとりに適した商品やキャンペーンの案内などができるようになる。
「ecコンシェル」は2015年7月から試験的にサービスを運用。導入したECサイトでは、購入率が20%、顧客単価が50%向上するといった一定の効果を得ることができた。データ解析技術(機械学習・自然言語処理など)を用いた法人向けシステムソリューションのPKSHA Technologyと共同開発した。
クラウド技術を活用し、管理サイトで発行するJavaScriptコードをECサイトに埋め込むだけで、販売促進施策を実施することが可能。
人工知能により、サイト内のアクセスログや購買履歴などさまざまなデータの解析結果に基づき、来訪者の行動に応じて販売促進施策を展開できる。購入率やサイトへの再訪問率の向上につながるとしている。
「ecコンシェル」で実施できる施策として次のような例をあげている。
- ECサイト内を回遊している訪問者に購入割引クーポンを配信
- 特定のページを何度も訪問している来訪者に特定ブランドや商品のキャンペーンを自動的に配信
- 購入者の属性に似た来訪者に対して、販促施策を自動で行う
利用料金は3プラン(ライトプラン、接客課金プラン、PV課金プラン)を用意。たとえば、接客課金プランでは1接客あたり0.8円。PV課金プランでは10万PVあたり3000円。詳細はこちらから。
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