瀧川 正実 2016/6/29 9:00

ヤフーは7月中旬、労務やサービスに関する「役務サービス」商材のネット通販を始める。商材登録の受付を6月28日から開始し、スタート時は100社近い事業者の出店を想定。「役務サービス」商材で先行するAmazonを追随する。

取り扱う「役務サービス」商材は、七五三の着物やウェディングドレス、アウトドア用品や家電などの「レンタル」、家事代行(炊事洗濯、エアコン清掃、庭木の手入れなど)、トイレ・キッチンなどの「リフォーム」、レジャー施設やレストランの「サービスクーポン」。「Yahoo!ショッピング」でこうした商材の注文・購入ができるようにする。

ヤフーによると、独自ドメインで事業を展開している家事代行企業、レンタル事業者、リフォーム事業者なども、物販と同様に「集客」が最大の課題になっているという。

こうした「役務サービス」提供企業にヒアリングを重ねたヤフーは、「Yahoo!ショッピング」でも「役務サービス」商材の提供が可能と判断した。

ヤフーでは事前に、「Yahoo! JAPAN」サービス上で取引がある事業者を中心に「役務サービス」の案内を一部先行して開始。多くの企業から引き合いがあるという。7月中旬の開始時には80~90社の出店を見込む(事業者の出店についてはこちらを参照)。

ヤフーは「Yahoo!ショッピング」の集客力、出店料無料といったメリットを生かして、市場規模4兆5000億円、年間成長率10%と言われるサービス商材市場に本格参入する。

ヤフーがサービス分野のネット通販を7月スタート、先行するAmazonを追随。サービス分野の市場規模は4.5兆縁

「役務サービス」商材を取り扱うモールでは、Amazonが「アマゾンマーケットプレイス」で先行して展開。お坊さんの手配、ウエディングのプロデュースなどの「役務サービス」商材を専門事業者を通して販売している。

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