中川 昌俊 2016/8/3 11:00

ユナイテッドアローズは8月1日、スマートフォンアプリ「UNITED ARROWS LTD.公式アプリ」をリニューアルした。実店舗での会員サービス(会員ランク、ポイント付与/利用など)と自社ECシステム/アプリの会員サービスを、それぞれ個別で管理・運用していたが、それらを統合して一元管理。実店舗でも自社EC、アプリで同じ会員サービスを受けられるようにした。

店舗とECを隔てない買い物しやすい環境を提供することで、利用者の利便性向上を図る。

店舗とアプリの会員情報の一元化のほか、新たに開発したアプリにはさまざまな機能を追加した。

実店舗会員に配布していた会員証カード(ハウスカード)にプリントされていた個体識別するためのバーコードを、スマートフォンアプリに実装。会員証は不要でスマートフォンとアプリさえあれば、実店舗で新会員サービスを受けられるようにした(バーコード会員証機能)。

アプリでお気に入りに登録した商品は、PCやスマホのブラウザで閲覧したECサイトでもお気に入りに入り、自宅や外出先など場所を問わずに気になる商品をチェックできるようになった。

デザイン面では、新着商品を一覧表示するフィード画面で、アプリユーザー個別に好みのブランドを設定。好みのブランドの新着商品一覧が閲覧できるようにした。このほか、ビジュアルデザインも操作性に優れたものに変更した。

アプリの開発はアラタナが担当。800以上のECの開発・構築に携わってきたノウハウを生かし開発したという。アラタナは同日、ファッションブランド「コーエン」のECアプリのリリースも発表している。今後もオムニチャネルに対応した、アプリ開発に力を入れていく。

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