中川 昌俊 2016/9/1 11:00

ファッション通販サイトを運営するマガシークは8月31日、三越伊勢丹のECサイトと一部のブランドの在庫を共有し、三越伊勢丹のECサイトでマガシーク商品を販売する取り組みを開始した。

マガシークは三越伊勢丹のブランド力を武器に商品を販売できるようになり、売り上げ拡大につなげることができる。三越伊勢丹は商品の取扱点数の拡充、欠品による販売機会ロスを軽減できるようになる

マガシークが持っている商品情報や在庫情報などを三越伊勢丹と共有。「三越オンラインストア」「伊勢丹オンラインストア」でマガシークの在庫商品の販売を行う。

カスタマーサポートはすべて三越伊勢丹側が行う。たとえば、マガシークの在庫が「三越オンラインストア」で売れた場合、三越伊勢丹がマガシークに出荷指示を行い、マガシークの倉庫にある在庫を三越伊勢丹の倉庫に移動。その後、通常の商品発送と同様に三越伊勢丹の倉庫から購入者に商品を発送する仕組み。

メーカーにとってもメリットがある。マガシークに納品すると、三越・伊勢丹オンラインストアでも販売することができるため、複数サイトへの納品による在庫分散を軽減できるとしている。

マガシークでは百貨店や他社ECサイトなど、複数サイトと在庫連携することで、効率的な仕入れと販売機会の拡大を推進。こうした事業を主軸事業へと成長させていくとしている。

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