サンリオのECサイト、LINE通じた電子チケット発券で新たなコミュニケーションを実現
サンリオは2月中にも、公式ECサイト「サンリオオンラインショップ」でサンリオピューロランドの入場チケットを購入できるようにし、購入顧客にLINE公式アカウントから電子チケットを発券する取り組みを始める。
ECサイト経由の電子チケット販売によって、管理・郵送コストの観点から販売が難しかったチケットのネット販売を実現する。
従来の入場チケットに関する販売手法は、サンリオピューロランドの窓口、「各種コンビニ」「旅行代理店」「チケットぴあ」など。ECサイトはグッズ販売を手がけている。
「サンリオオンラインショップ」でチケットを購入すると、ハローキティからお礼メッセージが届くようにする。入館後に館内案内やグッズ紹介を行うなど、電子チケットを起点としたサンリオピューロランド内外でのコミュニケーションを実現するという。
LINEを通じたコミュニケーションを行うことで、利便性の向上、チケット購入を起点とした自社ファンとの関係性強化などが期待できる。入場前後、施設内外でのコンテンツ配信で、新しい顧客体験を提供する。
今回の仕組みは、トランスコスモスが構築した、LINEのチャットボット・電子チケット・ECを連携させたエンターテイメント・イベント向けコミュニケーションプラットフォームを活用する。
トランスコスモスの統合型ECプラットフォーム「transcosmos eCommerce HUB」と、子会社のLeonis & Co.(レオニス)が販売する電子チケット発券システム「Quick Ticket」のLINE受け取り機能を連携。ECサイト上での電子チケット販売から、LINE経由のチケット発券までを可能にした。
トランスコスモスは、日本で独占販売するbot構築・運用管理プラットフォーム「Reply.ai」、チャット運用オペレーターによる有人対応を組み合わた仕組みも提供。
サンリオは電子チケットの購入・発券、コンテンツ配信、入場前後のコミュニケーションまでをワンストップで提供できるようになる。