読モの奥山絵里奈・夏織さん姉妹活用のビデオコマースを開始、フジテレビとディノス・セシール
フジテレビとディノス・セシールが運営するそれぞれのサイトでバラエティ番組を配信、紹介した商品をECサイトで販売する
フジ・メディア・ホールディングスグループのフジテレビジョンと通販・ECのディノス・セシールは共同で、動画を使ったネット通販「ビデオコマース」を7月18日から始めた。フジテレビジョンとディノス・セシールが制作協力した生活情報番組を、無料動画配信サイトとECサイト経由で放映。紹介した商材をディノス・セシールの通販サイトで購入できるようにした。
生活情報バラエティ番組の名称は「BB collection」。読者モデルとして活躍している姉妹の奥山絵里奈さんと奥山夏織さんの2人の部屋をコーディネートし、ビフォー・アフターを実感してもらう内容。ディノス・セシールが取り扱う商品を活用し、紹介したインテリア用品は同社のECサイトで購入できるようにする。
動画はフジテレビジョンが運営する無料動画配信プラットフォーム「フジテレビ+(プラス)」で配信。ディノス・セシールのECサイトでも同プラットフォームと連携し、動画を流す。
ディノス・セシールはビデオコマースとして商品を紹介し、付加価値のある情報として提供。フジテレビのコンテンツ制作で培ったノウハウを活かし、商品購入以外でも動画を楽しめるようにした。
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動画を使ったコマースは日本でも注目が高まっている。画像では訴求できないイメージを動画で提供するというEC事業者が増えてきていること、スマートフォンの普及、動画撮影に関するソリューションが安価で利用できるようになってきたことなど、さまざまな要因がある。
米国では動画コマースはECマーケティングの主流になりつつある。米国最大のECに関するカンファレンス「IRCE」でも動画コマースがトピックの1つとして上がっている。
米国企業の調査データ「E-Commerce Video Benchmarks Report Q2 & Q3 2013」では、動画を使うと1.8倍も購入率が高くなるというデータもある。今後、日本のEC市場でもビデオコマースが販促として多くの企業が利用することが考えられるだろう。他の企業がどのような動画コマースを手掛けているのか。将来の戦略のための参考にしていきたい。