鮮魚ECの八面六臂、2万超の飲食店が利用するリクルートライフスタイルの「Airレジ」と連携へ
飲食店向けに鮮魚を通販・ECで販売する八面六臂は7月17日、リクルートホールディングスの子会社で、ショッピングモールの運営などを手掛けるリクルートライフスタイルと連携すると発表した。リクルートライフスタイルが手掛ける、レジ業務をスマートフォンやタブレットで行う無料POSレジアプリを軸に連携し、利用店舗の拡大を目指す。
連携する無料POSレジの名称は「Airレジ」。店頭のレジ業務が、スマートフォンやタブレットで行える無料のPOSレジアプリで、現在2万店舗以上の飲食店が利用している。
今回の連携で2014年夏以降、「Airレジ」を利用しているユーザーに対し、八面六臂のサービスを案内。「Airレジ」から八面六臂のサービスが利用できるようにする。
八面六臂はインターネットを通じて、鮮魚や貝類などを飲食店向けに販売。「iPad」を使うことで利用できる受注専用サービス「八面六臂」を独自開発して、飲食店向けに無償で提供している。水産物の価格変動などの情報を提供し、ネット経由で鮮魚の発注が行える。
ITが苦手な飲食店でも簡単に八面六臂のサービスが利用できるようにする。
リクルートライフスタイルの大宮英紀執行役員は「将来的には、お店個々の売上や売れ筋の情報、お客様の属性や来店見込み数などに応じて、おすすめ商品をレコメンドしていくことや、商品の自動発注につなげていきたいと考えている」とコメントしている。
八面六臂は7月17日、リクルートホールディングスの投資子会社などを引受先とした第三者割当増資を実施。八面六臂はリクルートHDグループからの資本受け入れを機に、グループとの連携を進める。