配送問題をシェアリングエコノミーで解決へ。消費者がEC荷物を配送代行するアプリ
専用アプリを使い、荷物を出荷する企業と配送を代行する個人をマッチング。配送問題の人手不足などを解決する
バイク便サービスなどを手がけるセルートは8月中旬、一般消費者などが空き時間を使ってネット通販の荷物を配達する新たな物流サービスを開始する。
専用アプリを使い、荷物を出荷する企業と配送を代行する個人をマッチングする。社会問題化している配送業界における人材不足をシェアリングエコノミーで解消する。
アプリの名称は「DIAq(ダイヤク)」。自転車で通学する学生や買い物に行く主婦、個人事業主のプロドライバー、バイク便のプロライダー、自転車便のプロメッセンジャーなどが登録し、空き時間に荷物を運ぶ仕組み。
アプリのダウンロードは無料。企業と配送代行者の取引が成約した際に配送料金が発生する。決済方法はクレジットカード。
シェアリングエコノミーで配送問題の解決を図る取り組みはこれまで、中小運送事業者のトラックの非稼働時間と荷主企業の物流ニーズをマッチングするネットサービス「ハコベル」などがある。
「ハコベル」を提供している印刷通販のラクスルは7月7日、ヤマトホールディングスと資本提携し、デジタルテクノロジーを活用して企業間物流の構造変革をめざすと発表している。
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