セブン&アイ、オムニチャネル戦略の強化で「Salesforce」を導入
グループ全体で顧客情報を一元管理し、リアル店舗とECの垣根を超えたOne to Oneマーケティングをめざす
セブン&アイ・ホールディングスはこのほど、CRM機能やマーケティングオートメーション機能などを備えたクラウド型ビジネスアプリケーション「Salesforce Service Cloud」を導入した。
グループ全体で顧客情報を一元管理し、リアル店舗とECの垣根を超えて顧客1人ひとりに最適化したサービスの提供をめざす。
9月25日にセールスフォース・ドットコムが、セブン&アイにシステムを導入したことを発表した。
セブン&アイは「Salesforce Service Cloudを」を活用し、カスタマーセンターにおいて電話とメールに加え、SNSやスマホアプリなどを使って顧客に対応する。
リアル店舗ではアプリを通じて顧客情報を管理。グループ全体で顧客の購買情報や問い合わせ履歴などを一元管理した上で、人工知能も活用し、顧客応対の品質向上と均質化を進める。
グループ会社が持つ顧客情報を連携することで、顧客ごとのライフステージやライフシーンに合わせたワン・トゥ・ワン・マーケティングをめざす。
セブン&アイは2016年10月、ECを中心に不特定多数の顧客にアプローチする従来のオムニチャネル戦略を転換し、「顧客ごとにグループ各社の利用状況を繋げ、全チャネルを通じてサービスの質を追求していくこと」を目標に設定。国内のグループ店舗に来店する1日あたり2200万人に上る顧客の「顧客生涯価値(Life Time Value)」の向上をめざしている。
これは広告です