夢展望、中国展開を加速。2026年中に合計6拠点の実店舗展開を予定。SNS起点でのOMOモデル+現地内販拠点の確立による“圧倒的成長”戦略とは?

上海・五角城エリアにて期間限定で展開していたポップアップ店舗の好調を受け、同店舗を4月から常設店舗にする。運営モデルを横展開し、中国国内における主要都市での新規出店を加速する

大嶋 喜子[執筆]

3月5日 7:30

アパレルECの夢展望は4月から、中国の上海・五角城エリアで期間限定で展開していたポップアップ店舗を常設店舗として運営する。ポップアップで確立した独自の運営モデルを横展開し、同4月から順次、上海・南京東路でのポップアップ展開、主要都市への新規出店を開始する。

すでに運営中の拠点を含めて、2026年は中国で6拠点の実店舗展開を予定している。

中国では2026年に合計6拠点で実店舗を展開する
中国では2026年に合計6拠点で実店舗を展開する

夢展望は、上海の五角城エリアにおけるポップアップ店舗にて、中国市場における実店舗展開の検証を行った。

2025年12月に19万6904元(約394万円)を売り上げ、2026年1月には23万2092元(約464万円、前月比約18%増)に拡大。2026年2月も第1週時点で5万614元(約101万円)を売り上げ、堅調に推移している。2か月連続で同フロアでの売上上位を達成したという。

2026年2月第1週時点では、客単価が575元(約1万1500円)まで上昇。夢展望は「現地の若年層消費者のニーズを的確に捉えている」と見ている。

この成果の背景について、夢展望は「SNS(小紅書)での拡散を店舗来店やまとめ買いへとつなげる導線と、中国国内での生産・販売を直結させ短納期での追加生産を可能にする『現地完結型の供給体制』がある」と説明している。

2026年の新店舗出店計画

夢展望は2026年、上海での成功プロセスを「標準フォーマット」と位置付け、上海五角城店(常設店舗)、上海南京東路店(POP-UP店舗)、成都店(常設店舗)、深セン店(常設店舗)、上海静安大悦城店(常設店舗)での実店舗展開を予定している。すでに運営中の「杭州ゴン連CC」を含めた計6拠点の運用体制となる見込み。

出店先となる成都の「天府紅」などは、若年層に支持される「二次元文化」やアニメ・IP関連ショップが集積する中国屈指のトレンド発信地だという。すでにターゲット層が形成されているこれらの商圏へ進出することで、高い成約率とブランド認知の拡大を狙う。

今後は、実店舗からのライブ配信による送客強化や、天猫(Tmall)旗艦店との連携を深化させた「O2O(Online to Offline)戦略」を推進する。SNS起点でのOMOモデルと現地販売拠点の確立を軸に、中国市場における成長をめざす。

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