キリン堂、中国向け越境ECサイト「Kaola.com」に出店
第二類医薬品や第三類医薬品、 化粧品、健康食品などを販売
関西を中心に366店舗の薬局やドラッグストアを展開するキリン堂は10月13日、中国向け越境ECサイト「Kaola.com」に旗艦店を出店し、医薬品や化粧品などの販売を開始した。
第二類医薬品や第三類医薬品、 化粧品、健康食品などの日本製品を中国の消費者に販売している。
キリン堂が中国向け越境ECに参入したのは2014年3月。アリババグループが運営する越境ECモール「Tmall Global」に日本のドラッグストアとして初めて出店した。
2015年の11月11日(独身の日)には、「Tmall Global」で1日に約4億5000万円を売り上げるなど、日本企業トップクラスの実績を持つ。
2017年8月には中国ユーザー向けショッピングアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」に出品して販路を拡大している。
「Kaola.com」は中国の越境ECモール大手。中国越境ECに関する調査データ「iiMedia Research」についてエフカフェ・高岡正人氏が解説した記事によると、「Kaola.com」は2017年上半期における中国越境ECモールのシェア1位とされている。
同調査によると、中国越境ECモールのシェアは「Kaola.com」(24%)、「Tmall Global」(20%)「global.vip.com」(16%)、「JD Worldwide」(13%)、「ymatou」(6%)。
また、同調査では中国の越境EC利用者は2017年が5800万人、2018年は7400万人に達すると推計している。
経済産業省が今年4月に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、日本から中国への越境ECの市場規模は2016年時点で1兆366億円。2020年には1兆9053億円に拡大すると予測されている。
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