「ZOZOTOWN」の2Q取扱高は1164億円、出店ショップは1000店突破

ワコールや資生堂などが新規出店し、9月末時点のショップ数は1016店舗になった

渡部 和章

2017年11月1日 9:00

スタートトゥデイの2017年4-9月期決算(中間期)における「ZOZOTOWN事業」の商品取扱高は、前年同期比39.9%増の1164億1700万円だった。全体の取扱高は1196億5600万円で同38.3%増。

前期に出店したショップが取扱高の増加に貢献したほか、当期も幅広いジャンルのプランドが新規出店し、取扱高を押し上げた。

9月末時点のショップ数は1016店舗。ショップの純増数は第1四半期(4-6月)が33店舗、第2四半期(7-9月)は29店舗だった。

ZOZOTOWNの2Q取扱高は1164億円、出店ショップは1000店突破
「ZOZOTOWN」の取扱高推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

アダストリアが展開する「repipi armario」、ワコールの「Wing」、資生堂ジャパンの「watashi+ by shiseido」(MAQuillAGE、 INTEGRATE、MAJOLICA MAJORCAの複合ショップ)などが出店。さらに、ストリートブランドの「N.HOOLYWOOD」「BEDWIN & THE HEARTBREAKERS」「ATTACHMENT や、アウトドア商品を扱う「NATAL DESIGN」「Haglofs」なども新規出店した。

2016年11月に後払い決済「ツケ払い」を導入して決済手段を拡充したことや、複数のブランドが合同でクーポンを発行するプロモーション施策なども取扱高の増加に寄与している。

直近12か月(2016年10月~2017年9月)における年間購入者数は696万3986人。アクティブ会員1人当たりの年間購入金額は4万6818円、年間購入点数は10.9点だった。

デバイス別の出荷比率はスマートフォンが80.4%、パソコンが19.5%、モバイスが0.1%。

ZOZOTOWN事業は「受託ショップ」「買取ショップ」「ZOZOUSED」の3つの事業で構成されている。「受託ショップ」はブランドから商品の在庫を預かり、受託販売を行うビジネスモデルで、ZOZOTOWN事業の商品取扱高の94.3%を占めている。

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