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ファストフードに学ぶ「ポテト提案」と「新作バーガー」のススメ
ファストフード店でハンバーガーを買うとき、「ご一緒にポテトもいかがですか?」「新商品の○○バーガーはいかがでしょうか?」とすすめられ、もともと買うつもりがなくてもつい買ってしまったことはありませんか? 実はここに、客単価アップの大きなヒントがあります。
ファストフード店では、定番のハンバーガーは割安でも、ポテトやドリンクなどの利益率の高い商品を一緒に買ってもらうことにより、利益を確保しています。牛丼屋でも同様。牛丼そのものは価格競争が激しいですが、卵や味噌汁など、粗利の高いサイドメニューで利益を稼ぐのです。これら「ご一緒に」は、いわゆる「ついで買い」の提案です。
もう1つ「新商品の○○バーガー」をすすめるのは、より単価の高いハンバーガーへの「グレードアップ」の提案です。
客単価をアップするための重要な施策です。覚えてぜひ実践しましょう。
「ポテト提案」で同梱を促進する
ネットショップでも「ポテト」と同様に、ついで買い商品を提案して、客単価・利益率を高めましょう。この提案は、「この商品も、同じ段ボールに梱包しませんか?」という意味で「同梱提案」とも呼ばれています。
ただ、やみくもに何でも同梱を進めてはいけません。ハンバーガーとポテトが一緒に売れるのは、一緒に食べるとおいしいからです。その商品を一緒に買う必然性がなければ、売れるはずがないので「なぜ一緒に買った方がいいか」についても、わかりやすく説明しましょう。
グレードアップ商品は「納得できる提案」を
前述の、「新商品の○○バーガー」をすすめるような「グレードアップ提案」をネットショップで行う場合、単に「グレードアップ商品を作って、メニュー表に載せただけ」の状態では、なかなか買ってもらえません。儲かる高額商品を買ってほしいのは単に売り手の都合であって、ユーザーが望んでいたことではないからです。
グレードアップ商品を多く売るには、同梱提案同様、ユーザーにとっての「購入する必然性」を提示する必要があります。やり方はいくつかありますが、共通して言えるのは「せっかく買うんだから、こっちにした方がいいな」と素直にユーザーが思えるだけの「納得感」を感じてもらうことです。
例えば、ネックレスなら「記念日に最適、チェーンをワンランクグレードアップしても、今なら○%オフ」といった感じで、気遣いの延長線上にある、売り手と買い手が互いに満足できるような提案がいいですね。詳しい例は、下の表を参照してください。
こんにちは、著者の川村トモエです。
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