渡部 和章 2018/4/10 6:00

自転車販売ショップ「サイクルベースあさひ」を展開する、あさひの2018年3月期のEC売上高は、前期比43.9%増の37億2300万円だった。店頭受け取りサービスが好調に推移した。

単体売上高に占めるEC売上高の比率は6.9%(前期は5.1%)。

ECサイトで販売した商品を店頭で引き渡す「ネットで注文、お店で受取り」が好調に推移。電動アシスト自転車のカテゴリーが大きく伸びたという。 店頭受け取りサービスは2013年3月に開始した。

「ネットで注文、お店で受取り」が支持されている理由は、次の5点だという。

  • 送料無料で全国の店舗で受取可能
  • 自転車のプロによる接客対応
  • 自転車組立から点検、部品取り付けが無料
  • 梱包のゴミが出ない
  • 自転車総合保証にも加入可能

あさひの自転車ECでは、「ネットで注文、お店で受取り」が支持されている

あさひのECサイトは店頭受け取りが好評(画像は編集部がECサイトからキャプチャ)

あさひが運営しているECサイトは、店頭では取り扱っていない専門性の高い自転車パーツやアクセサリーを中心とした自社ECサイト「ネットワーキング店」と、一般ユーザー向けの「Yahoo!店」「楽天市場店」がある。

あさひは2021年2月期決算の目標値として店頭売上高600億円、EC売上高30億円を掲げている。ECは2018年2月期の時点で計画を上回った。

2019年2月期はオムニチャネルシステムの導入を計画している。店舗とECを合わせた売上高の計画は、前期比8.5%増の561億5000万円に設定した。EC単体の売上高計画は公表していない。

あさひの2020年度に向けた売上目標

2021年2月期決算の目標値(画像は編集部がIR資料をキャプチャ)

自転車通販・ECは成長分野で、エイチームが2013年12月にスタートした自転車通販サイト「cyma -サイマ-」は、2017年7月期のEC売上高は前期比64.7%増の20億100万円だった。

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