富士フイルムがECのマーケットプレイスに参入へ、写真軸で独自AIが商品提案
写真データをクラウド上に保管する「FUJIFILM PhotoBank」を今春開始し、その中に「マーケットプレイス」をオープンする
富士フイルムは2020年初頭、グルメやファッション、インテリアなどを販売するマーケットプレイスを開設する。
2019年春に始める写真データ保管のクラウドサービスを軸に、写真データからユーザーの嗜好に合った製品・サービスを推測し、自動的に提案するのが特徴。写真を活用した新しいライフスタイルを提案するという。
写真データをクラウド上に保管するオンラインサービスは「FUJIFILM PhotoBank」。そこに保管された写真の内容を人工知能(AI)が分析し、ユーザーの好みを推測して商品を提案する。
「FUJIFILM PhotoBank」はスマホやデジカメで撮影した画像データに加え、フィルムなどのアナログ写真もデジタルデータに変換して保管できるクラウドサービス。
富士フイルムが独自に開発したAIが写真の内容を解析し、「何が写っているか」「どのようなシーンで撮影されたか」などを特定した上で、自動的にキーワードでタグ付けする。
保管した写真を使ってオンライン写真展を開くことができるほか、同社のネットプリントサービス「Prints&Gifts」を通じてフォトブックなどを制作することも可能。
2020年初旬に開設予定の、外部企業の製品やサービスを販売する「マーケットプレイス」は「FUJIFILM PhotoBank」内に開設する。
ユーザーが保管した写真をAIが分析し、ユーザーの嗜好性や潜在ニーズに合わせて、製品やサービスを提案するという。例えば、孫の写真を多く保管しているユーザーには、3世代で楽しめる旅行や絵本をレコメンドする。
これは広告です