「楽天市場」に画像検索から商品を提案する機能! AI解析を使い類似商品をレコメンド
楽天は「楽天市場」の商品検索機能に、画像から商品を検索できる「イメージサーチ」を導入した。対象ジャンルはファッションとインテリア。ファッションは2017年秋前、インテリアは2018年に導入している。
「イメージサーチ」にはAI(人工知能)を搭載。消費者が撮影した画像や雑誌記事などの画像を人工知能(AI)が解析し、ユーザーが探している商品情報を提示する。
「イメージサーチ」はWeb版のスマホ向け「楽天市場」へテスト導入した。「テスト結果を見てから、他ジャンルへの搭載を考えている」(楽天)と言う。
写真や画像に近しい商品を検索結果として表示する「イメージサーチ」は、「利便性は高いと思っている」(楽天)。続けて、「画像検索によって、イメージとピッタリの商品と出会えるようにする」(同)と話す。
ユーザーはスマホ内の画像、もしくは撮影したイメージを、検索窓の横についた専用ボタンをクリックし、検索したいものを選択。AIが近しい商品を提案する。
類似商品を検索する「類似検索機能」、カラーの絞り込みができる「カラー絞り込み」、商材の価格で絞り込む「価格絞り込み」といった機能を搭載している。
まずはファッションで進む画像検索機能
ファッションECを手がけるクルーズは3月、「SHOPLIST.com by CROOZ」に人工知能(AI)技術を活用した画像解析レコメンド機能を導入したと発表。ユーザーが閲覧している商品画像をAIが分析し、イメージが近い商品をレコメンドしている。
マガシークは2017年12月、「MAGASEEK」のセール通知アプリ「MAGASEEK SALE SEARCH」をリニューアルし、画像に基づいて類似商品をレコメンドする新機能を実装した。SNS上のファッション写真やスマホカメラで撮影したコーディネート写真などをアプリに読み込ませると、類似商品がレコメンドされる。商品名やブランド名がわからなくても商品を探せるようにしている。