ファッションEC「SHOPLIST」が導入したAI搭載の画像検索機能とは
画像内のファッションアイテムを「アウター」「パンツ」「シューズ」といったカテゴリーに分類した上で、類似性の高い商品を表示する
クルーズは8月23日、ファッションECサイト「SHOPLIST.com by CROOZ」に人工知能(AI)を活用した画像検索機能を実装したと発表した。
ユーザーが写真をアップロードすると、画像内の商品をAIが解析。人物が着用しているファッションアイテムを「アウター」「パンツ」「シューズ」といったカテゴリーに分類した上で、「SHOPLIST」の取扱商品の中から類似性の高い商品を表示する。
アップロードする際は、スマホのカメラで撮影した写真や、スマホに保存している画像を使うことができる。
クルーズは、これまで以上にユーザーの趣向に合った買い物体験を作り出し、買い物の利便性向上を通じて業績拡大への貢献が期待できるとしている。
サイジニアの「デクワス.CAMERA」を導入
クルーズが導入した画像検索機能は、サイジニアが提供するビジュアルAIレコメンデーションサービス「デクワス.CAMERA」。サイジニアがEC事業者向けに開発し、特許を取得しているという。
クルーズとサイジニアは8月10日に業務提携を発表。クルーズは「SHOPLIST」などグループのサービスにサイジニアのサービスを導入するほか、「SHOPLIST」のユーザーの動向や嗜好性を分析した上で、ECユーザーに最適化されたレコメンデーションシステムの共同開発に取り組むとしている。
ファッション分野中心に画像検索が普及
ファッション分野を中心に、ECサイトに画像検索機能を実装する動きが広がっている。
マガシークやユニクロ、アダストリアなどがECサイトやアプリに画像検索機能を導入。楽天は「楽天市場」のファッションやインテリアジャンルで商品検索機能「イメージサーチ」を導入している。
LINEも2018年6月、「LINEショッピング」において写真や画像で商品検索できる新機能「ショッピングレンズ」を開始した。
これは広告です