渡部 和章 2019/8/29 10:00

ZOZOは8月26日、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」サイト内に閲覧した商品の類似商品を検索できる新機能「類似アイテム検索機能」を実装した。

商品画面上の「画像検索アイコン」をタップすると、閲覧中の商品の形や質感、色、柄などを人工知能(AI)が分析し、類似商品を一覧で表示する。

現在はジャケット、トップス、パンツ、シューズなど8カテゴリーに対応。330万点以上の商品の中から類似商品を表示する。「類似アイテム検索機能」の対象カテゴリーや対象商品は順次拡充していく予定。

「類似アイテム検索機能」の先行テストを数万人のユーザーを対象に行ったところ、機能の利用者は、非利用者に比べてサービスの滞在時間が4倍以上だったという。

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」サイト内に閲覧した商品の類似商品を検索できる新機能「類似アイテム検索機能」を実装
「類似アイテム検索機能」のイメージ

今年はZOZOグループの「AI化元年」

「類似アイテム検索機能」を開発したのは子会社のZOZOテクノロジーズ。ZOZOテクノロジーズは「ZOZOTOWN」や「WEAR」などの技術開発を担っている。

ZOZOは2019年を「ZOZO AI化元年」と位置付け、運営しているサービスにおいて全面的なAIの活用をめざすとしている。

Yahoo!ショッピングやSHOPLISTなども類似検索を導入

ECサイトにおける類似商品の検索機能をめぐっては、大手ECモールへの実装が進んでいる。

ヤフーは今年7月、スマホカメラで撮影した画像などを使い、見た目が似た商品を検索できる類似画像検索機能を「Yahoo!ショッピング」に実装した。

昨夏には、クルーズが運営するファッションECサイト「SHOPLIST.com by CROOZ」や、マガシークが運営するファッション通販サイト「d fashion(ディーファッション)」などが画像検索機能を導入している。

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