ヤフーが「Yahoo!ショッピング」に独自AIの類似画像検索機能を追加
自社開発の独自AI技術を活用して、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能を開発し、「Yahoo!ショッピング」「Yahooブラウザー」のアプリで提供を始めた
ヤフーは7月3日、自社開発の独自AI技術を活用して、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能を開発し、「Yahoo!ショッピング」「Yahooブラウザー」のアプリで提供を始めたと発表した。
類似画像検索機能は、「似ている商品を探したい」「名前が分からない商品を探したい」など、言葉では表現しづらい検索ニーズにも対応できるという。
![ヤフーは、自社開発の独自AI技術を活用して、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能を開発し、「Yahoo!ショッピング」「Yahooブラウザー」のアプリで提供を始めた](http://netshop.impress.co.jp/sites/all/modules/bancho/bancho_lazyload_img/assets/blank.gif)
任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能のイメージ
類似画像検索機能は、「Yahooブラウザー」アプリ(Androidのみ)のカメラ機能で対象物を撮影する方法と、「Yahoo!ショッピング」アプリ(iSOのみ)の商品詳細ページの商品画像上に掲出される虫眼鏡アイコンをタップする方法の2通りで提供する。
いずれの方法も、「Yahoo!ショッピング」で購入できる類似した見た目の商品を、使用したアプリ上にリスト形式で閲覧できる。
「Yahooブラウザー」アプリへの実装は6月24日、「Yahoo!ショッピング」アプリへの実装は7月2日に行った。各アプリを最新バージョンに更新すると画像検索機能が利用できる。
提供開始時点では対象をファッションカテゴリーの商品に限定しているが、今後他のカテゴリーや「Yahoo!ショッピング」以外にも広げていくことを検討している。
類似画像検索機能の開発には、深層学習を用いてYahoo!JAPANが独自に開発した画像認識技術、およびベクトル近傍検索技術「NGT」を利用している。「NGT」は、テキストや画像、商品・ユーザーデータなど、複数の特徴を持つデータを大量のデータベースの中から高速に検索・特定できるAI関連技術としてヤフーが開発し、2016年11月からオープンソースソフトウエアとして公開している。
これは広告です