石居 岳 2019/7/22 9:00

ヤフーは7月3日、自社開発の独自AI技術を活用して、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能を開発し、「Yahoo!ショッピング」「Yahooブラウザー」のアプリで提供を始めたと発表した。

類似画像検索機能は、「似ている商品を探したい」「名前が分からない商品を探したい」など、言葉では表現しづらい検索ニーズにも対応できるという。

ヤフーは、自社開発の独自AI技術を活用して、任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能を開発し、「Yahoo!ショッピング」「Yahooブラウザー」のアプリで提供を始めた
任意の画像に類似した見た目の商品を「Yahoo!ショッピング」内で検索できる類似画像検索機能のイメージ

類似画像検索機能は、「Yahooブラウザー」アプリ(Androidのみ)のカメラ機能で対象物を撮影する方法と、「Yahoo!ショッピング」アプリ(iSOのみ)の商品詳細ページの商品画像上に掲出される虫眼鏡アイコンをタップする方法の2通りで提供する。

いずれの方法も、「Yahoo!ショッピング」で購入できる類似した見た目の商品を、使用したアプリ上にリスト形式で閲覧できる。

「Yahooブラウザー」アプリへの実装は6月24日、「Yahoo!ショッピング」アプリへの実装は7月2日に行った。各アプリを最新バージョンに更新すると画像検索機能が利用できる。
提供開始時点では対象をファッションカテゴリーの商品に限定しているが、今後他のカテゴリーや「Yahoo!ショッピング」以外にも広げていくことを検討している。

類似画像検索機能の開発には、深層学習を用いてYahoo!JAPANが独自に開発した画像認識技術、およびベクトル近傍検索技術「NGT」を利用している。「NGT」は、テキストや画像、商品・ユーザーデータなど、複数の特徴を持つデータを大量のデータベースの中から高速に検索・特定できるAI関連技術としてヤフーが開発し、2016年11月からオープンソースソフトウエアとして公開している。

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