衣料品の購入場所、ECは37%。理由は「セールなどで割安で購入できる」「店頭よりも価格が安い」【アパレル購入場所の消費者調査】
マイボイスコムが実施した衣料品の購入に関するインターネット調査によると、4割弱が衣料品の購入場所は「インターネット」と回答した。ECを選ぶ理由は「セールなどで割安で購入できる」「店頭よりも価格が安い」などがあがった。
調査対象はアンケートモニター1万1728人で、調査期間は2025年6月1~7日。
衣料品の購入頻度、最多は「半年に1回程度」
衣料品の購入頻度は、最多が「半年に1回程度」で29.4%。続いて「3~4か月に1回程度」が25.5%、「1年に1回未満」が12.9%だった。マイボイスコムがこれまでに実施した同調査の結果と比べると、購入頻度は減少傾向となっている。

主な購入場所は「衣料品量販店の単独店舗」「インターネットショップ」
衣料品購入者が直近1年間に購入した場所を聞いたところ、最も多かったのは「衣料品量販店の単独店舗」で42.9%、続いて「インターネットショップ」が37.0%、「ショッピングセンター・モール」が36.8%だった。
年齢層別に見ると、「駅ビル・ファッションビル」「ショッピングセンター・モール」は若年層で高く、「衣料品量販店の単独店舗」は10歳代と20歳代で低い。「インターネットショップ」は、女性30~40歳代で高い傾向があるという。

衣料品の購入金額は3割強が「1か月あたり5000円以上」
直近1年間に衣料品を購入した人のうち、1か月あたり5000円以上購入した回答者は3割強だった。
このうち、主に百貨店・デパートで購入する人では、購入額は「1か月あたり5000円以上」が7割強、「1万円以上」が5割強。スーパーまたは衣料品量販店で購入する回答者では、購入額は「3000円未満」が5割前後だった。
店舗を選ぶ際に重視する点は「品ぞろえが豊富」で47.0%
直近1年間に衣料品を購入した回答者が店舗を選ぶ際に重視する点は、「品揃えが豊富」が47.0%、「値段が安い」「自分の好みに合ったコンセプト・テイスト」が4割前後、「店内に気軽に入れる」「商品が探しやすい・見やすい」がそれぞれ3割弱だった。
ネットで衣料品を買う場面は「セールなどで割安で購入できる」が最多
ECで衣料品を購入する人に、店頭ではなくECで購入する場面を聞いたところ、最多は「セールなどで割安で購入できる」で31.6%、続いて「店頭よりも価格が安い」30.0%、「たまたま欲しいものを見つけた」が27.2%だった。また、「衣料品は、ほぼインターネットで買う」は25.4%だった。
「店頭よりも価格が安い」「セールなどで割安で購入できる」など、価格に関する項目は女性若年層で高い傾向にあるという。

衣料品購入者の参考情報は「店頭の商品、商品情報」「店頭のディスプレイ、マネキン」など
衣料品購入者の参考情報は、「店頭の商品、商品情報」「店頭のディスプレイ、マネキン」がそれぞれ20%台、「通販サイト・オンラインショップの商品紹介・レビュー」が17.5%だった。「メーカーや店舗の公式アプリ、SNSの公式アカウントなど」「個人・有名人のSNS」は女性若年層で高く、「店頭の商品、商品情報」は女性10歳代・20歳代で低くなっているという。
調査概要
- 調査対象:アンケートサイト「MyVoice」のアンケートモニター1万1728人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2025年6月1日~7日