ZOZOがコーディネートアプリ「WEAR」を刷新。AR機能の搭載AIパーソナライズでコーデ提案を進化
「ZOZOTOWN」や「ZOZOCOSME」を運営するZOZOは5月9日、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」をリニューアル、メイク領域の機能など大幅に拡充した。
AR(拡張現実)によるメイクの「試着」機能のほか、AIパーソナライズによるコーディネート提案を進化させ「WEAR by ZOZO」として生まれ変わった。
今回のリニューアルでメイク領域の機能を大きく拡充。メイク投稿機能を追加し、「WEAR」のファッションコーディネート投稿機能と同様にメイク投稿ができる。投稿には使用したコスメアイテムをタグ付けして画像・動画投稿も可能。「ZOZOTOWN」や「ZOZOCOSME」で取り扱いのあるアイテムはメイク投稿詳細からスムーズに購入できる。
今回のリニューアルの目玉は、AR技術を活用したメイクの「試着」も「WEAR」でできるようにしたこと。「ZOZOCOSME」では2022年4月から「ARメイク」機能を提供しているが、「WEAR」にも搭載した。
メイクをした状態のユーザー自身の顔をスマートフォンで撮影し、フルメイクをARデータとして登録。別のユーザーが登録したフルメイクデータをARで自分の顔に乗せて試す「WEARお試しメイク」機能も搭載し、ARでメイクを手軽に試すことができる。
5月9日の時点で80人のインフルエンサーのフルメイクARデータも登録、気になるインフルエンサーのフルメイクを「試着」することもできる。そのほか、気になるコスメアイテムを使ったメイクがイメージしやすくなる。
ARデータ登録には、アプリ上でメイク投稿時に表示される「お試しメイク」アイコンからカメラを起動してガイドに従い顔を撮影するだけ。登録されたARデータで、簡単にメイクの試着が可能。メイクは濃淡を調整したり、ボタン1つで試着のON/OFFを切り替えができる。
ファッションコーディネートの面も、AIパーソナライズによる提案を進化させた。新機能「ファッションジャンル診断」では、ユーザーが選択した好みのコーディネートからファッションの「好みのジャンル傾向」を全144パターンから診断。ZOZOが展開するパーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO」で得た独自知見を基に導き出した12種類のファッションジャンルで構成し、診断結果からユーザーの好みに近いコーディネート検索をできるようにする。
加えてホーム画面も診断結果や閲覧履歴を基にパーソナライズし、ユーザーの好みに近いコーディネートをレコメンドする。ファッション特化のAIを活用したパーソナライズ化を進める。