ecbeing、法人取引(BtoB)ECサイト構築市場で49%のシェアを獲得
ECサイト構築システム「ecbeing」を展開するecbeingは8月29日、富士キメラ総研が発行する『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』において、法人取引(BtoB)を行うECサイトパッケージ構築においても49%のシェアを獲得したと発表した。
デジタルトランスフォーメーションへの取り組み、ITの重要性を理解する若手経営層への世代交代、企業内のIT化推進などが追い風となり、ecbeingのBtoB版パッケージの商談は、2018年4~7月末と比べて2019年は前年同期比143%(4~7月末)と大幅に増加しているという。
ecbeingのBtoB版パッケージはBtoC版とは別システムにて機能を開発。BtoB専門の組織を構築し、BtoBサイトの対応を行っている。既存取引先との取引を行う「クローズドBtoB」、新規顧客を獲得していく「スモールBtoB」の同時運用を行うケースなど、EDIとの差別化を図れる大規模BtoBサイトの構築実績も多数あるという。
拡大を続けるBtoB-EC市場
経済産業省が5月に発表した2018年の「電子商取引に関する市場調査」によると、2018年のBtoB-EC市場規模は、前年比8.1%増の344兆2300億円。業種分類上の「その他」を除いたEC化率は、前年から0.8ポイント増の30.2%となっている。
2018年に規模が2017年から拡大した業種は、上位順に「卸売」「輸送用機械」「繊維・日用品・化学」「電気・情報関連機器」。EC化率も拡大している。
こうしたBtoB-EC市場拡大の背景について、ecbeingは「働き方改革による業務効率化の機運が高まるなかで、企業内において電話やFAX、紙媒体で行ってきた受発注業務をデジタルへ移行する動きが活発になり、発注者側のECそのものに対する認知や知識の向上により、BtoB向けのEC販売が増加傾向にある」と説明している。