渡部 和章 2019/11/11 9:00

ニトリがショッピングアプリを軸に実店舗とネットの融合(online merges offline、OMO)を進めている。今夏に「ニトリアプリ」をリニューアルし、段階的に新機能を実装。10月28日までに画像検索機能を追加して実店舗やECサイトで商品を探しやすくしたほか、実店舗で商品が置かれている棚の位置を表示する機能も追加した。

ニトリは新たな検索機能として、スマホのカメラで撮影した写真やスクリーンショットなどを使って商品を検索できる「カメラ de サーチ」を実装した。画像検索エンジンには、中国アリババグループが開発した「Image Search」を採用している。

検索した商品が店内のどこにあるのかをマップで表示する「店内商品位置表示機能」も提供。ユーザーは欲しい商品を画像で探し、店内の棚の位置までスムーズに移動できる。

「ニトリアプリ」はこのほか、会員証機能やお気に入り登録機能、店内で商品のバーコードを読み取り配送手続きをすることで、商品を持ち運ぶことなく購入できる「手ぶらdeショッピング」などを備えている。

ECサイトにおける画像検索機能をめぐっては、大手ECモールを中心に実装が進んでいる。今年7月にはヤフーが「Yahoo!ショッピング」に類似画像検索機能を導入。ZOZOも今年8月、「ZOZOTOWN」サイト内で類似商品を検索できる「類似アイテム検索機能」を実装した。

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