藤田遥 2020/4/8 11:00

楽天とShopifyは、「Shopify(ショッピファイ)」を利用する米国と日本のECサイトを対象に、「Shopify」の管理画面を経由して「楽天市場」で店舗運営を行えるサービスを開始した。

「Shopify」はECサイト構築や商品登録・在庫管理・受注管理などのECサイト運営に必要な機能を提供するECプラットフォーム。さまざまなベンダー企業が開発したアプリを提供する専用アプリストアを運営しており、多店舗運営ツールや倉庫管理機能などはアプリストアから機能追加できる仕組みになっている。

楽天とShopifyの連携は、「楽天市場」の店舗運営に必要な商品登録・在庫管理・受注管理を「Shopify」の管理画面で行える「楽天販売チャネルアプリ」を専用アプリストアで提供するというもの。

これにより、「Shopify」を利用してECサイトを運営している店舗は「楽天市場」を新たな販売チャネルに加えることで、販路を拡大することができるようになる。

米国の利用店舗は「Shopify」を通じて「楽天市場」での店舗運営が可能になるため、日本に向けた越境ECが展開できるようになる。

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楽天とShopifyの連携内容

「楽天市場」の消費者は、米国の「Shopify」利用店舗の「楽天市場」への出店が増えることにより、世界の主要ブランドや日本で入手することが難しい海外商品などを購入する機会が増える。

初期段階として米国と日本で「Shopify」を利用している店舗を対象にサービスを提供し、今後は他の国や地域の利用店舗も対象として順次展開していく予定。

なお、「Shopify」利用店舗はアプリのインストールはできるものの、利用には「楽天市場」への出店審査が必要となる。

「楽天市場」の「個性豊かな店舗を楽天がサポートし、店舗の強みを生かす売り場づくり」という理念と、「Shopify」の「『顧客のブランド価値の保護と最大化』を掲げ、企業の持つ個性を生かした店舗運営をサポートする」理念が合致し、実現に至った。

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