「PayPay」累計決済回数が10億回を突破。キャンペーン実施や利用店の増加が成果につながる

5月9日時点で、キャッシュレス決済アプリ「PayPay」が累計決済回数10億回を突破した。2018年10月15日のサービス提供開始から約1年7か月での達成となった。さまざまなキャンペーンや加盟店の開拓、「ミニアプリ」機能を使った取り組みなどが成果につながったという

藤田遥

2020年5月14日 10:00

PayPayは、5月9日時点でキャッシュレス決済アプリ「PayPay」を利用した支払いの累計決済回数が10億回を突破したと発表した。2018年10月5日のサービスの提供開始から約1年7か月で達成したことになる。

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利用者側のメリットを拡大

PayPayは今回の達成理由について、以下の取り組みをあげた。

  • 毎月、全国の加盟店でさまざまなキャンペーンを実施
  • 利便性向上に向けたアプリ改善
  • 実店舗・オンライン店舗など加盟店の開拓
  • ユーザーが不正利用の被害に遭った際の、全額保証制度
  • 24時間365日相談可能な電話窓口の設置

また、新型コロナウイルスの影響でテイクアウトやデリバリーサービスの需要が増えていることを受け、「ミニアプリ」機能を使用した取り組みを実施。「Uber Eats」などのデリバリーサービスへの対応や、今後は事前注文サービス「PayPayピックアップ」の提供を予定している。

厚生労働省が発表した新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」内で、「PayPay」など電子決済の利用が実践例として紹介されていることを受け、「ユーザーや加盟店が『PayPay』を利用することで、『人との接触を8割減らす』という目標に貢献できている」とPayPayはコメントしている。

加盟店側にとってのプラス要因も

キャッシュレス決済を導入していなかった中小規模の事業者が「PayPay」を利用していることも、達成理由という。

加盟店のメリットは、条件や期日はあるが決済システム利用料や初期投資が不要な点や、最短で翌日に決済金が入金される点などがあげられる。また、「PayPay」のQRコード決済を利用することで、現金や決済端末を持ち運ばずに決済が行える点も加盟店に利用される要因となっているという。

今回の結果を受け、PayPayは下記のようにコメントしている。

PayPayは今後も、ユーザーはもちろん、あらゆる小売店やサービス事業者にスマートフォン決済の利便性を提供し、日本全国どこでも安心してキャッシュレスで買い物ができる世界の実現をめざします。

「PayPay」を「決済」アプリから「スーパーアプリ」へと進化させて、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にするための取り組みを続けてまいります。

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