ネット通販で買った商品の「店舗受け取りサービス」は「知らない」約55%、「利用したことがある」は5.7%

「店舗受け取りサービス」は、Buy Online Pickup In Storeの略称。スーパーや雑貨店などのECサイトで購入した商品を、リアル店舗で受け取るスタイルのことで送料がかからないケースが圧倒的

石居 岳

2020年6月17日 11:00

マーケティングリサーチを手がけるバルクは6月15日、新型コロナウイルスの感染予防対策の1つとして注目されている「店舗受け取りサービス(BOPIS)」の認知や利用意向についてインターネット調査を実施した。

「店舗受け取りサービス」は、Buy Online Pickup In Storeの略称。スーパーや雑貨店などのECサイトで購入した商品を、リアル店舗で受け取るスタイルのことで送料がかからないケースが圧倒的。

「店舗受け取りサービス」を知っている人(「すでに利用したことがある」「利用したことはないが、サービス内容は知っている」)は全体の25.1%で、すでに利用したことがある人は、わずか5.7%。「名前は聞いたことがあるが、サービス内容については分からない」が20.1%、「全く知らない」は54.8%だった。

「店舗受け取りサービス(BOPIS)」の認知度・利用経験
「店舗受け取りサービス」の認知度・利用経験

「店舗受け取りサービス」の内容を説明した上で利用意向を聞いたところ、「非常に利用したいと思う」「利用したいと思う」「まあ利用したいと思う」の合計は全体で30.0%、「女性」では34.7%。「どちらでもない」が41.2%で最も多い回答となっている。

「店舗受け取りサービス(BOPIS)」の利用意向
「店舗受け取りサービス」の利用意向

「店舗受け取りサービス」を利用したい理由は、「便利そうだから」(15.9%)、「配送料がかからない」(15.2%)など自身のメリットのほか、「人とあまり接触しないで良いから」(15.2%)、「配送業者の負担を軽減できるから」(6.1%)、「お店の負担を軽減できるから」(3.1%)など、コロナウイルス感染予防や社会貢献の意識からの理由もある。

「店舗受け取りサービス(BOPIS)」を利用したい理由
「店舗受け取りサービス」を利用したい理由

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象者:全国の20代~60代の男女(モニターから抽出)
  • 調査期間:2020年5月28日~6月1日
  • 回答者数:3000人

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00