ECにInstagramマーケを採用する企業が増加――ニューバランスジャパン、SHIPS、ABCマート、ライトオン、コーセー、吉野家など
Instagram(インスタグラム)の写真や動画をECサイトで活用する企業が増えている。
ecbeingの子会社で、デジタル施策におけるビジュアル活用支援を手がけるvisumoによると、Instagramの写真や動画をECサイトで活用し商品訴求力を高めるビジュアルマーケティングツール「visumo social curator(ビジュモソーシャルキュレーター)」を導入した企業が200社を突破。ファッション、コスメ、食品、インテリアといった業種を中心に大手・有名企業が導入しているという。
「visumo social curator」はInstagram上の写真や動画、IGTV(最大10~60分の動画をフィードやストーリーに投稿できる機能)を活用し、ECサイトやブランドサイトなどでコンテンツを展開できるサービス。
最も導入されている業種は、ファッション・アパレル系企業で35%を占める。ニューバランスジャパン、SHIPS、ABCマート、ライトオンなど80社以上が導入。
化粧品・コスメの導入割合は20%となり、コーセーやハウスオブローゼ、ザ・ボディショップなどが採用している。
2020年3月以降に急増しているのが、コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が高まった食品系EC事業者。吉野家、久原本家、富澤商店、鈴廣かまぼこなどが導入したという。
「visumo social curator」は、インスタグラムの写真や動画をECサイトのコンテンツに活用できる「social curator」と、ECサイトに活用して動画制作が行える「video maker」の2つのラインアップで構成している。
「social curator」はInstagram上の写真検索や投稿者への利用許諾、直感的なCMS機能、クリエイティブを分析する機能などを備え、次世代のクラウド型ビジュアルマーケティングツールとして機能拡張を進めている。