食品D2Cサービス市場は340億円、58%増の見込み【2020年度】

国内の食品D2C市場規模は、2018年度で113億円(前年度比52.7%増)、2019年度は215億円(同90.3%増)、2020年度は340億円(同58.1%増)の見込み(矢野経済研究所調べ)

石居 岳

2021年4月26日 10:00

矢野経済研究所は4月23日、国内の食品D2C(Direct to Consumer)市場を調査し、市場動向、カテゴリー別動向、参入企業動向、将来展望を公表、2020年度の食品D2Cサービス市場規模は前年度比58.1%増の340億円を見込んでいる。

食品通販市場が追い風の状況で、食品D2Cサービスはここ2~3年で急激な成長を遂げている。

食品D2Cサービス市場規模(矢野経済研究所)
食品D2C市場規模の推移

D2Cは一般的に、自社で企画・開発した商品を中間事業者や小売事業者を介さずにオンラインなどを中心に直接消費者に販売するビジネスモデル。今回調査の食品D2Cサービスは、自社で開発・製造(OEM含む)した商品を、消費者とのつながりを重視して自社ECサイトを中心に直接消費者に販売するモデルと定義した。

食品D2Cサービス市場の調査対象の範囲(矢野経済研究所)
食品D2Cサービス市場の調査対象の範囲

既存企業では製造・販売体制が固まり、本格的な顧客獲得の段階に入り事業を拡大。2020年度は新規参入事業者が増え、1社あたりの売上増と新規参入企業の増加といった2つの要因が市場拡大をけん引した。

市場環境については、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、食品通販や食品宅配の需要が拡大。食品D2Cサービス市場はまだ立ち上がりフェーズで規模はまだ小さいものの、成長度合いは加速度的となっている。

食品D2Cブランドを展開しているのはスタートアップ企業が中心だったが、D2Cに注目が集まり、大手食品メーカーや飲料メーカーでもD2Cブランドの立ち上げ、オンライン専用商品の開発などが増えている。

店舗ビジネス(食品卸から小売店舗への商品流通)の変化、今後のデジタルトランスフォーメーション(DX)を見据えて大手食品・飲料メーカーは流通改革を進めていく必要があり、1つのアプローチとしてD2Cモデルに注目している側面もある。

この記事のキーワード :
あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

エージェンティックサーチ時代のEC戦略。なぜ今、検索とUGCの強化が不可欠なのか 10月14日 7:00 BtoB-ECの収益を決めるリピート率はどう伸ばす? チャネルトーク×ZETAが明かす「検索×AIチャット」を活用した業務自動化とCX向上 10月5日 8:00 「売上増」と「利益率改善」をどう両立する? 世界153社のデータから見るAIエージェント時代のEC戦略が学べる資料【PDFを無料提供】 10月2日 7:00 カゴ落ち率を改善する3ステップ・アクションプラン。広告費を増やす前にふさぐべき、ECサイト最後のバケツの穴「決済承認率」改善方法 9月29日 8:00 【海外事例4選】BtoBコマースの新潮流とは? マーケットプレイス活用と「エージェンティックコマース」への備え 9月28日 7:00 CVR改善と不正利用対策を両立。美容家電の公式ECに学ぶ「Amazon Pay」導入の実際 9月10日 8:00 顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00