石居 岳 2022/3/17 9:00

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは食品宅配サービス「Online Delivery」において、複数店舗で在庫と配送ネットワークを共有することで、配送エリアの拡大を実現した。

複数の店舗同士をバーチャルストア化し、広域配送を可能とする新たなフルフィルメント機能を開発。茨城・水戸エリアで3月10日から実験を開始した。

「Online Delivery」では、エリア内の複数店舗の在庫を1つひとつのバーチャルストアとして統合管理。フルフィルメント機能を持たせることで、取扱アイテム数拡大の実現と複数店舗の配送ネットワークを共有する「ローカル・フルフィルメント・ストア(Local Fulfillment Stores)」を開発した。従来よりも取り扱いアイテム数が拡大し、配達可能エリアの拡張が可能となる。

隣接する複数店舗の在庫を統合管理し、取り扱いアイテム数全体をそのエリアのバーチャルストア商品としてオンラインデリバリーに登録。注文時に該当商品の在庫を持つ店舗に受注実績を割り当てる機能を実装した。店舗同士の商品補完が可能となり、「Online Delivery」で従来以上の豊富な品ぞろえを実現した。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは食品宅配サービス「Online Delivery」において、複数店舗で在庫と配送ネットワークを共有することで、配送エリアの拡大を実現
配送ネットワーク共有システムのイメージ

ネットスーパーは、専用倉庫から配達する「倉庫型」と、店舗から商品を出荷する「店舗型」にわかれる。「店舗型」は店舗ごとにフルフィルメント機能を持ち、店舗単位で店頭商品のピックアップと発送を行うため、配達エリアが限定されるといった課題があった。

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