森野 誠之[執筆] 2022/8/30 8:00

見た瞬間に行動してしまうキャッチコピーってありますよね。考え抜いて出てくるときもありますが、それよりも数を出した方が良いです。思いついたら書いてみて、反応を見て改善を。

売れるコピーを売れるクリエイティブでブーストしましょう

そのこだわり、売上アップにつながっていますか?EC事業者が今こそ向き合いたいコピーとデザインの関係性 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/11532

EC運営で売上を伸ばすために必要なのは接客などの地道な「営業活動」です。いくら仕組みにこだわっても、それだけで売上は上がりません。とくにスタート段階では、「声を出して自分たちの存在を知ってもらう」というアクションがもっとも大事です。

ネットショップでどこにこだわるべきか。まずはここ。人が来ないことには商品やデザインにこだわっても見てもらえないし、ポイントや値引きも伝わりません。とにかく集客と認知。これがネットショップの基本です。

ECサイトで売上を生み出すには、クリエイティブの中でもとくにヒットコピーのバリエーションを増やすことが必要です。そのためには、アピールできる言葉をひとつずつ見つけていく作業が欠かせません。

(中略)

ヒットコピーのバリエーションを増やすには「考えて」「量産して」「検証して」「ヒット確率を上げる」取り組みが欠かせません

ここはちょっと意外と思う人が多いのでは? 集客となるとSEOや広告、SNSのイメージですが、著者のミウラさんはコピー。しかも、数を出して見つけていく作業とのこと。コピーを研ぎ澄ませるという方法もよく見ますがそれよりも数。

僕の広告運用の経験上でも「売れないコピー」にデザインを施して売れるクリエイティブになった(=売上につながった)経験はありません。つまりいくら小綺麗に見ためを整えても、ヒットコピーなしにそのクリエイティブからものは売れないということです。

これは私の経験でも同じです。売れるコピーであればクリエイティブはそんなに良くなくても売れる感触です。ドカンとそのコピーを前面に出せばいいですからね。どのタイミングでどこにこだわるのか。ここの判断が重要です。

お店や商品の魅力を的確に表現するコピーは、試行錯誤を重ねれば絶対に見つかります。何本も作って世に出し、模索することをお勧めします。「もうやってるよ」と思われる方も、もしそれで売上が足りていない場合は打ち手が足りていないのでしょう。もっと量産する必要があります。

やり切ったと思う先に答えがありますし、答えを見つけたと思っても、もっと良いコピーがあったりします。世の中の流れによっても変化しますし、売れるコピーは常に探し続けないといけませんよね。根性論っぽく見えますが、重要なところに自分のリソースを投入するということなので誤解のないように。

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高校生になったら一緒に働こう

今回はシンプルな名言をピックアップしました。ちょっとした約束を守っていますか? 何気なく言ったつもりでも相手は覚えています。ちょっとした約束を守ることで信頼される人になれると思います。

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