ZOZOが初のリアル店舗を12月にオープン、パーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO」を提供
ZOZOは、初のリアル店舗を12月6日(金)に表参道にオープンし、ユーザー自身の「似合う」が見つかるパーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO(似合うラボ)」を開始する。
ZOZOが提供するパーソナルスタイリングサービス「似合うラボ」とは
「似合うラボ」は「『似合う』で、人は笑顔になる」をコンセプトにしたパーソナルスタイリングサービス。リアル店舗だが服の販売は行わず、ZOZO独自の「niaulab AI by ZOZO(似合うラボAI)」とプロスタイリストの知見を掛け合わせ、コーディネートを提案を行う。完全予約制で、顧客1人に対し2時間以上、貸し切りかつ無料で提供する。
LINEの専用アカウントに応募し、当選者だけが利用できる。当選者はファッションに関する悩み、好みを事前にアンケートで回答する。当日は、1300万件のコーディネートデータを基に構築した「似合うラボAI」とプロのスタイリストがユーザーに似合うスタイリングを3つ提案する。そのなかからユーザーが気に入った1つのスタイリングを試着し、プロによるヘアメイクを受け、写真撮影をして終了となる。
サービスを受けた後は、撮影した写真とスタイリングのポイントを記載したカードを受け取ることができる。
また、提案した服はすべて「ZOZOTOWN」で取り扱っているため、後日購入することができる。
「似合う」を徹底して追求する
サービス提供に際し、澤田宏太郎氏(代表取締役社長兼CEO)は「単純に服を売るのではなく、『似合う』を徹底して追求していくサービスをリアルの場で提供する」と話す。
なぜリアル店舗が必要かというと、「似合う」を知れば知るほどネットの世界だけでは完結できないことがわかった。その人のスタイルや顔を見て、内面性や趣味を踏まえることで、初めてその人に似合うが届けられる。
Web専業でやってきたなかで、リアルでできることを考えた時、「似合う」を提供できることが我々の価値なのではないかと考えた。(澤井氏)
事業責任者を務める大久保真登氏(CDO室本部長)は「サービス開始時は1日4、5人を想定しており、年間1000人くらいの人にサービスを届けたい」と話す。「サービス提供の背景には『似合うAI』の育成もあるため、質を重視している」(大久保氏)。