Androidアプリを収益化する仕組みなどを開発するメタップスは4月14日、手数料無料のオンライン決済サービス「SPIKE」のオープンデータ版の提供を始めた。個人事業主や小規模事業者、中規模事業者向けのプランをそれぞれ用意。導入企業を増やして、2016年までに年間2兆円の決済金額(流通額)を目標とする。
カード決済では、決済ごとに平均約3%の手数料とトランザクションフィーが発生するが、「SPIKE」はそれを基本無料とする。難しいシステム周りのプログラミングは不要で、リンクを設置するだけで決済機能をWebサイトに導入できる。
「SPIKE」は2つのプランを用意。フリープランは、月間100万円までの決済であれば初期・月額費用、決済手数料無料で利用できる。振込手数料、返金手数料、チャージバック手数料は別途必要になる。今後、無料で利用できる月間の決済上限額を引き上げ、最終的には完全無料での提供を目指すという。
ビジネスプレミアムでは初期費用は無料とする。月額費用は30日間3000円で、月間1000万円までの決済は手数料は無料。月間1000万円を超えたときは、2.5%の手数料と30円のトランザクションフィーが必要となる。
現在はオープンベータ版のため、「フリープラン」のみ提供している。無料と有料の2プランを提供し、オンライン決済サービス市場を「フリーミアム」に変えていきたいという。
「SPIKE」は2014年3月にアメリカでベータ版の提供を開始。日本でも2013年中にサービス提供が始められるとして話題を集めていた。
