年間決済額2兆円目指す、手数料無料のオンライン決済サービス「SPIKE」がサービス開始

メタップスは4月14日、手数料無料のオンライン決済サービス「SPIKE」のオープンデータ版の提供を開始

瀧川 正実

2014年4月14日 19:49

Androidアプリを収益化する仕組みなどを開発するメタップスは4月14日、手数料無料のオンライン決済サービス「SPIKE」のオープンデータ版の提供を始めた。個人事業主や小規模事業者、中規模事業者向けのプランをそれぞれ用意。導入企業を増やして、2016年までに年間2兆円の決済金額(流通額)を目標とする。

カード決済では、決済ごとに平均約3%の手数料とトランザクションフィーが発生するが、「SPIKE」はそれを基本無料とする。難しいシステム周りのプログラミングは不要で、リンクを設置するだけで決済機能をWebサイトに導入できる。

「SPIKE」は2つのプランを用意。フリープランは、月間100万円までの決済であれば初期・月額費用、決済手数料無料で利用できる。振込手数料、返金手数料、チャージバック手数料は別途必要になる。今後、無料で利用できる月間の決済上限額を引き上げ、最終的には完全無料での提供を目指すという。

ビジネスプレミアムでは初期費用は無料とする。月額費用は30日間3000円で、月間1000万円までの決済は手数料は無料。月間1000万円を超えたときは、2.5%の手数料と30円のトランザクションフィーが必要となる。

現在はオープンベータ版のため、「フリープラン」のみ提供している。無料と有料の2プランを提供し、オンライン決済サービス市場を「フリーミアム」に変えていきたいという。

「SPIKE」は2014年3月にアメリカでベータ版の提供を開始。日本でも2013年中にサービス提供が始められるとして話題を集めていた。

話題を集めていた手数料無料のオンライン決済サービスの提供が始まった

担当編集者のコメント

昨年から話題を集めていたオンライン決済サービス「SPIKE」のローンチは、粗利率が低いためオンライン決済サービスの導入をためらっていたEC事業者にとっては追い風になる可能性がある。特に粗利率が低い家電商材を扱っているEC事業者は、数%という手数料が大きな要因となり、未だカード決済機能を有していない企業もあるからだ。家電同様、価格競争が厳しい商材を扱う企業にとっても、注視していきたいサービスと言えるだろう。

そこで、肝心な点としてSPIKEの気になるマネタイズ方法が気になる。決済ボリュームの大きい企業を増やしていくということはもちろん考えられる。「SPIKE」のプライバシーポリシーの「1.4 当社マーケティング活動等の目的」には、「当社は、個人を特定しない形でユーザーの個人情報を、統計情報の作成、分析、広告配信又は当社のサービス向上のために活用することができます」との記載に目がいった。リワード広告を手掛けてきたメタップスだけに、何かしら手法で広告収入を収益の柱とすることも考えられる。

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