パルコがファッションECモール「パルコ・シティ」を閉鎖、今後は「カエルパルコ」に専念へ
オムニチャネル展開を進めるため「カエルパルコ」への専念を決断、「パルコ・シティ」を閉鎖した
パルコは1月19日、運営するファッションECモール「PARCO CITY(パルコ・シティ)」を閉鎖した。パルコは2014年5月に全国のパルコに出店している3000のテナントと連携したECサイト「カエルパルコ」を開始している。オムニチャネル展開を進めるため「カエルパルコ」への専念を決断、「パルコ・シティ」を閉鎖した。
「パルコ・シティ」は2007年4月に開設。当初はパルコの実店舗に出店しているブランド・メーカーのみが出店できるファッション専門のオンラインショッピングモールとして展開していたが、2011年にリニューアルを実施。実店舗に入居していないブランドなども出店できるように変更した。
また、集客力を高めるために、パルコ劇場のチケットの販売や、絵画、日用雑貨の販売なども始めていた。
流通額、出店店舗も拡大を続けていたが、実店舗との連携が少なかったという。今回、オムニチャネル戦略を進めていく戦略として始めた「カエルパルコ」への注力を決めたとしている。
「カエルパルコ」では、「パルコショップブログ」やスタートトゥデイが運営するファッションアプリ「WEAR」で紹介した商品を、記事からそのまま購入したり、実店舗で取り置き予約したりすることができる仕組みとして展開している。
商品は当該記事を紹介したスタッフのいるショップの店頭在庫を消費者に発送し、各店舗の売り上げとして計上される。スタッフのネット活用の意欲が高まりやすく、ネットから実店舗への送客が見込める仕組みとなっている。
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