2割強のユーザーが表示された広告を意図的にクリック。ネット広告に対して消費者に多い反応とは?
表示されたネット広告に対して「広告を閉じた」「インターネット広告を、間違えてクリックした」人が大半を占めるが、意図的に広告をクリックする人も少なからず見られた
マイボイスコムが実施したインターネット広告に関するオンライン調査によると、直近1年間にインターネット広告が表示されたユーザーのうち、2割強のユーザーが意図的に広告をクリックしていることがわかった。調査の実施期間は2024年3月1~5日、回答者数は9405人。
直近1年間に、インターネット利用時に表示されたインターネット広告の種類を聞いたところ、「画面端に表示される画像の広告(バナー広告)」(77.2%)が最多。次点で「画面端に表示される動画の広告(動画広告)」(57.4%)、3番目に「コンテンツや記事の間に表示される広告」(56.2%)だった。
インターネット広告が表示されたユーザーに広告の内容を読むか聞いたところ、「ほとんど読まない」(64.9%)が最も多く、「だいたい読む」(31.9%)「内容やタイミングなどによっては、読むこともある」(2.1%)と続いた。
インターネット広告が表示された際に行ったことを聞いた質問では、「広告を閉じた」(52.3%)「インターネット広告を、間違えてクリックした」(51.3%)が上位に。一方で、「インターネット広告をクリックした(意図的に)」(22.6%)が3位に入った。
インターネット広告で不快に感じることは、「消せない広告、閉じにくい広告」(49.1%)が最多。「画面全体に表示される」(42.7%)「興味がない・関係ない内容の広告」(40.8%)「別画面やポップアップで自動的に表示される」(40.1%)もそれぞれ40%を超えており、多くのユーザーが不快に感じていることがわかる。
インターネット広告でネガティブ・不快に感じるものとして、回答者からは次のようなコメントがあった。
- 何度も繰り返し同じ広告が流れると不快に感じる(男性24歳)
- スマホのギガ数の契約が少ないのに勝手に動画を見せられること(男性61歳)
- 終わりまでの時間を示される表示が正しくなく、大幅に長かった時にはスポンサーに不誠実さを感じる(男性70歳)
- 消そうとしてもバッテンマークが小さかったり、途中で急に広告が降りてきて間違って押してしまう時に嫌な気持ちになる(女性21歳)
調査概要
- 調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター
- 調査方法:インターネット調査
- 調査時期:2024年3月1日~5日
- 回答者数:9405人
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