鳥栖 剛[執筆] 9:30

消費者庁は4月11日、カスタマーハラスメント防止のための啓発冊子「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」を公開した。いがらしみきお氏による人気漫画「ぼのぼの」のキャラクターが登場し、カスハラ防止を啓発する内容で構成している。

▼啓発冊子「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?(PDFが開きます)

カスタマーハラスメントとは、顧客や取引先などからのクレーム・言動のうち、要求内容の妥当性に照らして、「要求を実現するための手段・態様が社会通念上不当なものであって、手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの」のこと。

消費者庁ではこれまでも、カスハラ防止に向け、対策ポスターの作成や注意喚起チラシの作成など啓発活動に取り組んできた。今回、カスハラに対する共通認識を持ち、その発生を防止するため、幅広い対象に向けた啓発冊子を制作した。

消費者庁 啓発冊子 「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」
冊子はぼのぼののキャラクターによるやり取りのストーリー仕立て(画像は消費者庁の公表資料から編集部がキャプチャ)

「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」では、漫画「ぼのぼの」に登場するキャラクターであるラッコのぼのぼの、友達のシマリスくん、アライグマくん、物知りなスナドリネコさんなどが登場。

カスハラを知らないぼのぼのたちが、スナドリネコさんから、よくあるカスハラのケースを説明してもらい、従業員側と消費者側のそれぞれの視点から考えていくストーリーに仕立てている。

カスハラを起こさない・起きないためには「お互いさまって お互いがそう思わないと お互いさまにならないんだ」とまとめている。冊子にはカスハラの定義や「上手な意見の伝え方チェックリスト」なども収録。8ページ建てで構成している。

「カスハラってなんのこと?」。“ぼのぼの”と考えよう! カスタマーハラスメント防止のための啓発冊子を消費者庁が冊子公開「上手な意見の伝え方チェックリスト」
「上手な意見の伝え方チェックリスト」も掲載
この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
[スポンサー]