「カスハラってなんのこと?」。“ぼのぼの”と考えよう! カスタマーハラスメント防止のための啓発冊子を消費者庁が冊子公開
冊子はカスハラを知らないぼのぼののキャラクターたちがよくあるカスハラのケースを紹介してもらい、従業員側と消費 者側のそれぞれの視点から考えていくストーリー仕立てになっている。

消費者庁は4月11日、カスタマーハラスメント防止のための啓発冊子「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」を公開した。いがらしみきお氏による人気漫画「ぼのぼの」のキャラクターが登場し、カスハラ防止を啓発する内容で構成している。
▼啓発冊子「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」(PDFが開きます)
カスタマーハラスメントとは、顧客や取引先などからのクレーム・言動のうち、要求内容の妥当性に照らして、「要求を実現するための手段・態様が社会通念上不当なものであって、手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの」のこと。
消費者庁ではこれまでも、カスハラ防止に向け、対策ポスターの作成や注意喚起チラシの作成など啓発活動に取り組んできた。今回、カスハラに対する共通認識を持ち、その発生を防止するため、幅広い対象に向けた啓発冊子を制作した。

「ぼのぼのと考えよう カスハラってなんのこと?」では、漫画「ぼのぼの」に登場するキャラクターであるラッコのぼのぼの、友達のシマリスくん、アライグマくん、物知りなスナドリネコさんなどが登場。
カスハラを知らないぼのぼのたちが、スナドリネコさんから、よくあるカスハラのケースを説明してもらい、従業員側と消費者側のそれぞれの視点から考えていくストーリーに仕立てている。
カスハラを起こさない・起きないためには「お互いさまって お互いがそう思わないと お互いさまにならないんだ」とまとめている。冊子にはカスハラの定義や「上手な意見の伝え方チェックリスト」なども収録。8ページ建てで構成している。

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