老舗食品・酒類の総合卸売業の国分グループ本社、米国で日本酒ECを手がけるベンチャー企業へ出資
Tippsyは2018年に米カリフォルニア州で創業。日本酒の背景にあるストーリーや文化を丁寧に解説するコンテンツを通して、米国最大級の日本酒ECプラットフォームへと成長したという。

老舗食品・酒類の総合卸売業の国分グループ本社は7月28日、米国で日本酒のEC販売を展開するベンチャー企業Tippsy,Inc.へ出資したと発表した。
Tippsyは2018年に米カリフォルニア州で創業。日本酒の背景にあるストーリーや文化を丁寧に解説するコンテンツを通して、米国最大級の日本酒ECプラットフォームへと成長したという。
国分は今回の出資で、Tippsyとパートナーシップを形成、米国市場における日本酒文化の発展と普及を進めていく。
国分グループの酒類流通ネットワークとTippsyのECプラットフォーム、生活者接点を生かしたマーケティング力を組み合わせ、新たな共創圏の構築をめざす。日本酒の蔵元に対し、輸出だけでなく販売やマーケティング面でのサポートを提供するパートナーとして機能、日本酒文化のさらなる普及をめざすとしている。

具体的な取り組みは次の通り。
- 米国市場に適した日本酒ラインアップの充実と販路の多様化
- 両社の酒類市場における知見を活かし、米国市場に適する日本酒ラインアップを充実させる。また、Eコマースを中心とした新たな販路の開拓を行う。
- 共同商品開発
- 日本酒文化のさらなる普及をめざす取り組みの一環として、日本国内の蔵元と連携した、米国市場の生活者ニーズに合った商品の企画、開発を行う。
- 販売・マーケティング活動の共同推進
- Tippsyが持つ生活者との接点を活かした共同プロモーションを通じた、日本酒の魅力の発信、および米国市場における日本酒文化の浸透を図る。
- 蔵元の米国市場進出の支援
- 両社の知見を活かし、日本国内の蔵元と連携しながら、米国市場で日本酒をより多くの生活者に届ける仕組み作りをサポートする。
Tippsyの持つECプラットフォームを活用したマーケティング力と、私たちの酒類流通の知見を融合させ、米国における日本酒の新たな可能性を切り拓き、その魅力と価値を一層高めていく。(国分グループ本社 取締役常務執行役員 林恒喜氏)

日本酒が持つ深い魅力や背景にある文化をより多くの人々に知っていただくために、着実かつ誠実に歩みを進めていく。世界における日本酒の未来を創造するための挑戦を、今後も続けていく。(Tippsy 伊藤元気CEO

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