大嶋 喜子[執筆] 9:30

アパレルECモール「and ST(アンドエスティ)」を運営するアンドエスティは、「and ST」に出店している他社企業とのデータ連携基盤として、ハックルベリーが提供するEC基幹システムのデータ連携SaaS「CoreLink」を採用したと発表した。

出店企業はシステムと商品、在庫、受注データなどを一元的に変換・連携し、「and ST」へ掲載・運用できる。アンドエスティ、「and ST」出店企業は効率的なシステム運用やコスト圧縮が見込めるという。

「and ST」側と出店企業側の連携イメージ
「and ST」側と出店企業側の連携イメージ

アンドエスティは、「CoreLink」を単なるシステム連携基盤だけでなく、ビジネス拡張を見込んで採用したという。「and ST」と出店企業、それぞれのメリットは次の通り。

「and ST」側

  • 出店しやすくなることで出店ブランドの増加につながり、それによる売上アップが期待される
  • 運用コストの削減。データ連携先のシステムアップデートなどの考慮が不要になることが理由。
  • リソースをモール本体の機能開発や改善施策に集中させることができる

出店企業側

  • オペレーションのコスト負担を削減。手動で運用している出店企業はシステム連携により運用を効率化できる。
  • 出店のコスト負担軽減により、早期の運用開始が可能となる
  • プラットフォーム側のアップデートなどの考慮が不要になり、運用コストを削減

「and ST」の出店候補の企業の中には、他のモールに対してすでにデータ連携している企業もあり、出店の際に「データ連携が必須」と言われ、断られることがあったという。

アンドエスティは、こうした課題を解決する「CoreLink」の機能に加え、運用保守をハックルベリー側に移管できることから出店企業数が増えてもアンドエスティ側で体制を急拡大する必要がない点を重視。「CoreLink」の採用を決めたという。

「CoreLink」とは

「CoreLink」は、EC関連の各基盤システムと、ECカートやプラットフォームを連携するSaaSサービス。ECの売上拡大・業務効率化におけるデータ連携のコスト・運用の課題を解決する。

各EC、モール、基幹システムなどのアップデートに自動で対応、アップデート内容の監視や、追加開発のコストが不要となる。

各システムのアップデートにも対応。「顧客と商品だけ連携」といった部分的な利用や他ツールとの併用も可能としている。連携先の仕様に合わせて自動アップデートする。

各プラットフォームとの標準連携により、導入企業はオペレーションのコスト、連携システムの開発費用を削減できるとしている。

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