リストリクトのEC「ARKnets(アークネッツ)」、最大で0.86秒のサイトスピード改善に成功
セレクトショップの公式通販サイト「ARKnets(アークネッツ)」を運営するリストリクトが、ECサイトの表示スピードの改善に成功している。Reproが提供するサイトスピード改善ツール「Repro Booster」の導入で実現した。
「ARKnets」は、セレクションブランドからヴィンテージまで世界中から厳選した500以上のブランドを販売するECサイト。
従前は、Webサイトのユーザー体験を評価するための指標群の1つ「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」改善の重要性を認識しつつも、十分な対策を進められていないことが課題だった。
コアウェブバイタルのなかでも、特に表示速度の改善はリストリクトの社内で課題の一つとしていたが、画像の次世代フォーマット変換などを運用でカバーするのは困難だったという。そこで、Reproの「Repro Booster」の導入を決めた。

「Repro Booster」は、タグを設置するだけでその日からWebサイト全体の表示速度を高速化するサイトスピード改善ツール。導入・運用の工数がほとんどかからないことも特長という。
「Repro Booster」の導入後、Webサイトの表示速度に関する指標であるWebページで最初のコンテンツが表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「FCP(First Contentful Paint)」とWebページで最も大きなコンテンツ要素が表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「LCP(Largest Contentful Paint)」が大幅に改善した。

モバイルではFCP(First Contentful Paint)が68.6%改善(0.75秒短縮)、LCP(Largest Contentful Paint)は56.6%改善(0.86秒短縮)。PCではFCP(First Contentful Paint)が65.6%改善(0.64秒短縮)、LCP(Largest Contentful Paint)は67.5%改善(0.81秒短縮)した。
FCPとLCPの改善率はWebViewを除いた全ページ(「Repro Booster」適用外を含む)を対象とした、同期間同条件における「Repro Booster」稼働有無のA/Bテストの結果。比較対象はLCP、FCPの中央値。
LCPはコアウェブバイタルの1つで、SEO対策においてもその改善が重要視されている。
コアウェブバイタルの対策を簡単に進められたのは非常に助かった。導入後のレポートでも明確にサイトパフォーマンスの改善が確認でき、数字以上に体感として快適さが増したのを実感している。
ECサイト内の画像を運用の手間なく次世代フォーマットに自動変換できる点も大きな魅力。専門的な知識がなくてもすぐに使いこなせるシンプルさと、確かな成果を両立している。(リストリクト WEB事業部クリエイティブ課 セクションチーフ 高柳氏)
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