中川 昌俊 2015/5/19 11:00

ディー・エヌ・エー(DeNA)の2015年1-3月期におけるショッピング(DeNAショッピング、auショッピングモール)の取扱高は前年同期比2.5%増の164億円となった。2014年の同期では消費増税前の特需があり、2015年1-3月期の楽天市場やYahoo!ショッピングは反動の影響で流通額はマイナスだった。DeNAショッピングは日用品などの販売が好調で、流通額を伸ばした。

買い回りをすることで付与ポイントが高まるキャンペーンも積極的に展開、流通額のアップにつなげた。DeNAショッピングでは、家電などの売上比率が低かったことも、反動が少なかった要因の1つとなった。

流通額の拡大は順調に進んでいるものの、出店者数はYahoo!ショッピングの出店料無料化の影響で、2014年10月以降出店者数の減少が続いている。2015年3月末時点で3900店舗となった。

ただ、DeNAでは「スマホがECの中心になってくるなかで、商品の数よりも、商品力の高い商品をしっかり並べることが重要になってきている。そのため出店者数はそれほど重視していない。1店舗あたりの売り上げをしっかり伸ばし、店舗から満足していただけるようにしていくことの方が、今後は重要だと考えている」(田中慎也ショッピングモール事業部長)としている。

EC事業売上高とショッピング取扱高(出典は2015年3月期決算説明会資料)
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