中川 昌俊 2015/7/6 17:00

沖縄県は7月3日、「Tmallグローバル(天猫国際)」で沖縄県の県産品販売を9月から始めると発表した。中国EC支援を行うエフカフェと連携し、「Tmallグローバル」内で運営しているエフカフェのECサイト内で新たに県産品の取り扱いを始める。健康食品など沖縄商品を出品し、中国での販路拡大と県産品ブランドの形成をめざす。

エフカフェでは現在「Tmallグローバル」内にECサイト「心地」を展開。健康食品や生活用品など約150商品を販売しており、月商2000万円以上売り上げるサイトとなっている。

「心地」内に県産品コーナー「沖縄館」を新たに作り、今回募集する沖縄県の事業者の商品を販売する予定。なお、募集する商品は健康長寿など、沖縄ならではの特徴を持つ商品を20商品ほど。

出店企業の募集やとりまとめは、沖縄国際物流ハブ活用推進事業共同企業体(電通沖縄)が担当する。

募集で選ばれた企業は日本語だけで出品が可能で、日本でECサイトを立ち上げるのと同じように出店できる。商品配送もエフカフェが指定する国内倉庫に商品を送付するだけで済み、それ以外の作業はエフカフェが担当する。

沖縄県内で行った記者会見の様子

出店期間は2015年9月~2016年3月を予定。来年度以降も継続するかどうかは、出店状況などから年度内に判断する。出店料は初期費用が1万2500円(税抜)で、月額固定費が1万3500円(税抜)。16%の販売手数料が必要。

募集の詳細について7月10日に、沖縄県産業支援センター(那覇市)で説明会を開催。募集締め切りは24日の17時までとなっている。

「Tmallグローバル」に出店する企業は増えてきているが、自治体として出品者を集めて、地元の産品を販売する取り組みは初めてとなる。

沖縄県ECサイト(Tmallグローバル)出店支援イメージ

 

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