ヤマトと楽天がEC分野での連携を強化、「楽天市場」のコンビニ受け取り対応など
コンビニ受け取りのほか、ヤマトのバックヤード業務効率化支援パッケージ「YES!」とのシステム連携を進める
楽天とヤマトホールディングスは7月6日、EC分野において連携を強化すると発表した。まずは、「楽天市場」出店店舗が簡単にコンビニ受け取りを導入できるようにするほか、ヤマトが6月から提供を始めたバックヤード業務効率化支援パッケージ「YES!(Yamato EC Solutions!)」とのシステム連携を強めていく。
「楽天市場」では、送付先指定時にコンビニ受け取りを選べるようにするのはシステム上、設定が難しく、「楽天BOOKS」以外はコンビニ受け取りができる環境ではなかった。ヤマトグループとの連携を強化し、夏頃から「YES!」を導入した楽天店であれば簡単に導入できるようになる。
受け取り可能なコンビニはファミリーマート、サークルKサンクス、デイリーヤマサキなど約2万店。今年度中には、全国で約4000か所のヤマト運輸営業所での受け取りにも対応する。ヤマトの営業所では、冷蔵や冷凍のクール便の受け取りにも対応する予定。
このほか、楽天は「YES!」と楽天新規出店プランを組み合わせた連携プログラムも新たに導入する。新たなプランでは、「YES!」を導入すると出店料金を20%キャッシュバックし、新規出店を促すとしている。
楽天とヤマト運輸では今後もシステム連携を強化し、「楽天市場」出店者の「YES!」の利用促進につなげていくとしている。
ヤマトホールディングスの山内雅喜社長は会見で「(ヤマトと楽天が連携を強化することで)楽天市場に出店する中小企業も大企業と同じサービスと品質が提供できるようになる」と語った。
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