中川 昌俊 2015/7/23 11:30

楽天は7月31日から、今後半年間の戦略共有、勉強会を楽天市場出店者に対し提供する「楽天EXPO」を開催する。東京会場を皮切りに、大阪、名古屋、札幌、福岡、仙台の6会場で実施する予定。2015年のテーマは「Hello! World!」。テーマに込めた意味や取り組み、見どころなどを楽天EXPO2015事務局の責任者である塩沢友孝氏に聞いた。

初参加者でも他の店舗と交流しやすい仕掛けを数多く用意

楽天の塩沢 友孝氏
塩沢 友孝氏

――2015年の「楽天EXPO」のテーマは「Hello! World!」。この意味は。

「Hello! World!」はプログラミングで一番初めに打ち込まれる文字列。“新しいことを始めましょう”というメッセージであり、いままで「楽天EXPO」に参加していなかったような店舗さんにも、ぜひ足を運んでほしいというメッセージでもあります

2015年の新春カンファレンスでは「BEYOND」というテーマで、クロスボーダー取引を中心に多くのセミナーを開催しました。前回以降、楽天市場におけるこの領域での伸びは著しく、世界はより近くなってきているという意味で、「Hello! World!」をテーマに設定したという面もあります。

ただ、商材的に海外販売が難しい店舗もあります。そういった店舗さんにも、たとえば物流周りの強化、売り上げを伸ばすために楽天が提供する各種サービスを使っていこうといった新たなチャレンジを促す場にしたいという思いも「Hello! World!」というテーマに込めています。

――今回の楽天EXPOのみどころは。

店舗同士が交流できる場を数多く設けた点です。上位の店舗さんが「楽天EXPO」や新春カンファレンスに参加する理由は、他の店舗さんと会うためです。久しぶりに会って近況報告をするなかでヒントを得たり、刺激を受けることで、次の施策に生かしてさらに売り上げを伸ばしています。こうした交流をぜひ多くの店舗さんにしてもらいたいと思い、今回は交流がしやすくなる仕掛けを数多く設けました

特に、いままで「楽天EXPO」に参加してなかった人や、1回参加したけれども他の店舗さんと話す機会を作れずそれ以降は参加していないといった人に、足を運んでもらいやすくしました。

具体的には、今回イベントに初めて来場した人限定で、朝活として1時間前からアクティビティを行ったり、ツアーを設けて10名くらいのグループで朝からお勧めのセミナーなどを見て回るほか、有力店舗と交流できる機会を設けたりする取り組みを行います。また、これまでランチを1人で食べる人も多かったのですが、今回から交流しながらランチができる場も設けることにしました。

セミナーのなかにも「RMS」の使い方など、初心者の方を対象にイチから基礎を伝授するセミナーも充実させています。

――イベントスペースは最近、出店者によるワークショップを開催していました。2015年は翌日から「楽フェス」が開催されます。2015年はイベントスペースでどのようなことを行うのでしょうか。

イベントスペースでも店舗さんが交流しやすい仕掛けを設けることにしました。たとえば、卓球やバブルアトラクションができるようなスペースを設けて、一緒に楽しんでもらうことで交流を行ったり、セミナーを自由に受けられるようなスペースを設けています。ほかにも、店舗さん同士が交流できる仕掛けを設けていますので、過去に誰とも話さず帰ったという方も、積極的になれば必ず交流が持てるようにしています

――最後に、出店者の方に一言お願いします。

以前の「楽天EXPO」やカンファレンスは、楽天から多くの店舗さんに情報をお伝えするという意味合いが強かった。いまは店舗同士で交流したり、店舗と楽天が1対1で話し合う場になってきたように思います。上位の店舗さんはこうした場もうまく活用して、ヒントを得たり、刺激を受けて次の日からの仕事に生かしています。多くの店舗さんに、うまく「楽天EXPO」を生かせる仕組みを作っています。

2015年は、翌日から「楽フェス」があるので、あわせて参加する方も多くなると思います。ぜひ、この機会を活用して、いままで会えなかった店舗さんと交流し、翌日からの仕事に生かしていただきたいです。

楽天EXPO事務局のメンバー

楽天EXPO事務局のメンバー
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