瀧川 正実 2016/8/26 7:00

2015年度(2015年4月~2016年3月)の通販・EC市場は前年度比5.9%増の6兆5000億円市場に拡大――。

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は8月25日、2015年度の通販・EC市場の売上高調査の速報値を公表した。

通販・EC市場は6兆5100億円で前年度比5.9%増。金額ベースで3600億円増加した。

JADMAによると、1998年度のマイナス成長以来、17年連続で市場は拡大。直近10年の平均成長率は6.9%という高い成長を遂げている。

日本通信販売協会(MADAM)の調査によると、通販・EC市場は6兆5100億円で前年度比5.9%増、金額ベースで3600億円増加

通販市場は17年連続で拡大を続けている

JADMAは調査結果から市場拡大の要因を3点あげた。

  • 楽天、アマゾン、スタートトゥディなど、プラットフォーム系企業が市場参入・拡大のけん引役となっている
  • 店舗系ネット通販、BtoB系通販の躍進
  • マーケティングツールからフルフィルメントサービスまで、周辺企業による通販支援サービスの充実など

今回の調査は会員情報に加え、会員475社(調査時点)を対象に実施した「第34回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員190社の売上高を加えて算出した。調査期間は2016年7月7日~8月9日。

なお、経産省の調査では、2015年(2015年1~12月)の通販・EC市場規模は物販系で7兆2398億円(前年比6.4%増)と算出している。

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