ニッセン株主の97%、セブン&アイによる完全子会社化を承認
11月1日付でセブン&アイ・ホールディングスグループの完全子会社となる議案が承認された
経営不振に陥っているニッセンホールディングスは9月27日、京都市内で開いた臨時株主総会において、11月1日付でセブン&アイ・ホールディングスグループの完全子会社となる議案が承認されたと発表した。
議案は、セブン&アイ・ネットメディアを親会社とする株式交換契約の承認。議決権行使者の97.1%が賛成した。
議決権を有する株主数は1万2254人。議決権を行使したのは2410人で、行使率は77.7%。反対は2.8%、棄権は0.0%だった。
ニッセンホールディングスは今後、10月27日に上場廃止となり、11月1日付でセブン&アイHDの完全子会社となる。
ニッセンHDは株式会社日本染芸として1970年に設立。1974年にニッセンへ社名変更した。「価格訴求」による商品開発で顧客を集めて事業を拡大。2003年に東証1部に株式を上場。2012年にはUCCホールディングスとの資本業務提携でシャディの全株式を取得。
2014年にはセブン&アイ・ホールディングス、セブン&アイ・ネットメディアと資本業務提携契約を締結、セブン&アイHDグループの連結子会社となった。
セブン&アイグループにとって、完全子会社化後のニッセンの立て直しは急務。「オムニ7」への参加、ポイント連携などセブン&アイグループ主導による経営再建が加速しそうだ。
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